菅公と梅

 京都の自邸の梅の木を愛していた、菅原すがわらの道真みちざね公。

 左遷先の大宰府だざいふで、ある夜明け、ドーンという轟音ごうおんに飛び起きました。慌てて外を見ると、庭のクレーターに立派な梅の木が鎮座しています。

「来ちゃった」

 京都から一晩で飛来したという、これが〈飛梅とびうめ伝説〉です(ちょっと違う)。


*****

 お題「梅」。

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