十戒

 預言者が山で瞑想めいそうしていると、雷が石板に落ち、文字を刻み始めた。神が預言者に伝える、神と民との契約だ。

 しかし、雷が突然やむ。どうやらスペルを間違えたらしい。

 預言者が黙って見ていると、しばらくして、特大の落雷が石板を粉砕。神は新たな石板に、最初から刻み直した。

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