第4話
吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。
「がはっぁ、、、」
空気が肺から一気に漏れだし、呼吸賀ができなくなる。
「なに、すんだ、、、、てめぇ、、、」
もといた場所にいるはずの気違い女を見ようと顔をあげる。
ずぶぶぶ、、、
と穴が空き、黒煙が立ち上っている。
あんだ、あれは、、、?
と、一瞬の頭が空になる。
目の前を人影が覆う。
なにか、金属音と弾ぜる音が合わさったような音が聞こえる。
「っっっつ、、、あっぶなぁ、、、」
目の前にいる少女は大きな鎌をかまえてそういった。
「出てきなさい、そこにいるのはわかっているわ」
女はいうが、辺りにはなにも見えない。
そう、思っていた。
目を凝らすと、辺りには黒いカビのようなものが宙に舞っていた。
そのカビはまるで紙が燃えるような広がりかたで徐々に存在を広げていった。
「Zyoooooooaaaaaa...」
声が聞き取れなかった。
カビが空間を侵食して現れたのはカマキリの頭にクラゲの触手を携える化け物だった。
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