IDEA~ 超未来のオモテ(現実)と裏(ゲーム)の社会更生者たち
はやしばら
本編
プロローグ
二十二世紀と聞いて、空に車が飛んでいたり、宇宙旅行といった話題が浮かぶのが何十年前までの架空話だと考えると、世間がどれだけ未来に希望を持てなくなったのか考えることができるのではなかろうか? その第一の理由に、世間がそのような絵空事はアニメや漫画、ゲームの世界だけだと誰もが知ってしまったからだ。
そうして、歳を老い夢を忘れるように人間が未来を見なくなった。
21XX年、勿論医療や化学は絶大な進歩して、腕をなくした戦地の子供の腕が生え変わるまで進歩したが、未だにあの世界には遠い。
だが、もしも二十一世紀に描かれた未来の二十二世紀が存在したらどうだろうか?
それが、どんな未来を形成したかはあの時代に生きた人間にしかわからない。
少なくても、二十二世紀に生まれた高橋には、それは空想の代物でしかない。
だが逆に、アニメやゲームの世界で描かれた幻の世界をどうして自分たちのモノにしたいと思わないのかが不思議で溜まらなかった。
魔法や世界を変える発明さえあれば、こんな社会で起きる陳腐な争い、イザコザ、下手したら世界平和だってカンタンに手に入れることができるかもしれない。
それが、彼がずっと追い続ける夢だった。
そして、おそらく夢追い人が理想とする理想の形。『IDEA』はそうでありたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます