明日夢とマギレ①

 ある日の夜、風呂に入り、夕飯も食べ終えた僕と姉ちゃんはそれぞれの部屋でそれぞれ思い思いの時間を過ごしていた。


「さてと」


 翌日の授業の予習と前回の授業までの復讐を済ませた僕はそろそろ寝ようかと勉強机からベッドへ移動していると窓の外がピカッと輝いた。


「何だ?」


 雷かと思って部屋の中から空を見上げてみると、空は雨雲一つないほど晴れ渡っていて星が煌々と輝いていた。


「じゃあ、今の光は一体?」


 そんなことを呟いていると、隣にある姉ちゃんの部屋の窓が勢い良く開けられて、パジャマ姿の姉ちゃんが二階にある部屋から外へと飛び出していった。


「姉ちゃん!?」



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