闘士覚醒③

「落ち着いた?」


 お風呂から上がった姉ちゃんにホットミルクを作って気持ちを落ち着かせていると姉ちゃんは雰囲気を変えた。


「おい、ここはどこだ? 自分はどうして生きている? そもそもなぜ女性になっている!」


 恐らくあの大雨の日に姉ちゃんの3人目の別人格となった異世界人マギレは姉ちゃんとは思えないほど強い力で僕を前後に揺さぶった。


「今、話しますから。離して、下さい」



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