すまーとふぉん

第1話じゃぱりねっと



「博士 ついにこの板が何かわかったのです

これはすまーとふぉんと言うそうです」


「どの様に使われていたのかわかりますか、助手。」


「ここの小さなでっぱりを長押しすると画面が光って数字が出るのです」


「ほう その先は?」


「その先は不明なのです。」


「助手は勉強が足りないのです。

ちょいとかしなさい。」


「は、はい」


「この下にあるまあるいのを押してみるのです。

でっぱりが押すものとは限らないのです。」


「色んな四角いのが出てきたのです」


(*このすまーとふぉんにはロックがかかっていません。)


「助手、これは確かたっちぱねるといって触って動かすものなのです。

本に書いてあったのを思い出したのです。」


「ほう

では試しに触ってみるのです」


「…?」


「…上手く動かないのです

どういう事なのでしょう

あの本はデタラメだったのでしょうか」


「助手、頭を使うのですよ。

すまーとふぉんは元々ヒトが使っていたものです。」





「…という訳でかばん。

そのすまーとふぉんというものを使ってもらいたいのです。」

「のです」


「ひょえー かなり動かしやすいです。

作った人本当に凄いですね。」


「わー!すごーい!

私も動かしてみる!!

おもしろーい!」


「サーバル なぜここにいるのです」


「そうですわれわれが用があるのはかばんです。

すまーとふぉんに傷が付くのです。

しっしっなのです。」


「えーひどいよ博士ー」


「まあまあ落ち着いて。

もしかしたら思い掛けない発見とかあるかもしれませんよ。

はい サーバルちゃん。」


「みゃ?!ありがとう

このしかくいジャパリまんみたいなの叩いてみよ!」


バンバンバン


「博士 あの叩き方…」


「傷が付きますね、助手。」


「うみゃみゃっ

なんか肉球だとうごかせるよ!

あれっ しろくなった」


「ほう…」


「これは本で見た事があるのです。

いんたーねっとというものなのです。

助手、その本を持ってきなさい。」


「持ってきてたのです」


「かばん、これを見ながら使ってみるのです。」


「新しい情報科学という本ですね。

インターネット…と。


ああ ここに調べたい言葉をローマ字入力?するそうです。

ローマ字入力…最後のページに載ってました!」


「ほうほう」

「なるほどわけわからないのです。」


「取り敢えずサーバルって入れてみますね。」


S A ー B A R U_


サーバル_

サーバルキャット

サーバル けものフレンズ


「けものフレンズ?」


ポチ


「サーバルちゃん見てみて!

サーバルちゃんの絵があるよ!」


「すごーい!」


「変ですね。

ねっとはでんぱがないと使えないはずですがまさか未だにでんぱが飛んでいるのですか。

かばん、確認するのです。」


「電波…電波…この飛ばしてるみたいな印かな…。

JapariNet...?」


「じゃぱりねっと…

私その噂聞いたことある


ヒトが作ったでんぱが実はまだ飛んでて その名前がじゃぱりねっとって」


「これは大発見ですね 博士」


「すまーとふぉんといいじゃぱりねっとといい、実に一石二鳥なのです。」


「次は何て入れようかな。

サーバルちゃんは何がいい?」


「うーん

かばんちゃんが決めてもいいよ!」


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