邪神様は温泉から帰れない。

ぐう鱈

第1話「邪神と魔王は虐待に抗議します」

 朝風呂。

 快晴、早朝のせいなのか薄く広がる青空。

 気温は上がらず、凛とした空気が寝ぼけた目を開かせ強制的に意識を覚醒させる。

 早朝、そんな時間に風呂に浸かる。清潔感すら感じる静かな朝、急激に覚醒した意識。掛け湯で体の汚れを軽く落とした後に浸かる湯はつまさきから脳天まで電流が走ったような心地よい刺激と同時に熱が染み渡るような、包み込まれるような心地よさを感じる。

「ふぅぅぅぅぅぅぅ」

 男は心地よさから息を吐き出す。それは腹の底から体全体を使い気持ちよさを表現するような行動だった。

 男の時間はゆっくり経過する。やがて差し込んでくる朝日を細い目で眺めながら男はゆっくりと時間経過を楽しむ。

 体が火照れば男は露天風呂から出て、体を少し気温の低い朝の空気へさらす。ゆったりと流れる時間と相反するように一気に冷える体の感覚もまた、意識の覚醒と供に心地よさを感じることができる。

「う~寒い寒い」

 そして男は再び露天風呂に浸かる。

 こうして男は朝風呂を楽しむ。それはやがて軽やかな疲労感と体の覚醒と供に男は湧き上がる空腹を自覚させられる。そして男は今日の朝食を想う。


 純和風の旅館。小さめの食堂ではバイキングなどはなく、定番の魚と海苔、納豆とみそ汁、そしてほかほかの白米が提供される。

 男は思う『宿でくつろぐには、やはり定番の朝食が良い』と。

 食堂に着いた男は忙しそうに働いている宿主に挨拶をすると、いつものテーブルに腰をかける。ゆったりと進む時間と軽やかな疲労感が体を襲う。そして同時にゆとりとは相反するせっつくような空腹感にも襲われる。

 ……朝食が待ち遠しい。男は切に想うのだった。

 スマートフォンでニュースを漁ったあと男は壁掛け時計をみる。まだ少しの時しか過ぎていなかった。

 男は大きく息を吐き出し『よっこいしょ』と言う掛け声と供に立ち上がり、宿に置かれていた地元新聞を手に取り席へ戻る。スマートフォンで情報を収集済みであり特に必要ない行為だが、男はこの行為を気に入っていた。待つ時間を楽しむ要素の一つだった。

 ふと男は新聞から視線を外し、外に目をやると太陽はすっかり顔を出していた。雲一つない快晴の青空が男の心を清める。


「今日はドライブで東の方にでも行こうかな……」

 言葉に余裕を湛えながら男は独り言ちる。

 運ばれてきた朝食をゆったりといただき、食後のお茶を流し込む。美味しかった朝食に想いをはせながら、満腹感と供に男はゆっくりと流れるゆとりの時間に浸ることにする。

 そして業務開始時間までまだまだ存在する余裕をどう使おうか思案する。

 男は悩まみながらも自然と風呂に向かっていた。


 2度目の露天風呂。

 再び暖かさと満足感に包まれながらも当日のスケジュールを確認する。

 そして過去の事件を思い出す。

---回想:はじまり---

 その日も男の朝は今日のように優雅な朝だった。しかしそんな優雅の朝に異変が起こった。

 空が眩い光に覆われる。一瞬の事であった。

 男はまぶしさのあまりに目を閉じる。光が収まり目を開くと男の視界には白い翼を生やした20歳位の西洋系美女が、あろうことか天空から降りて来のだ。

 おパンツ丸見えである。

「お迎えに上がりました」

 ニコリとほほ笑んで天使は彼に手を伸ばす。

 まるでそれは中世の絵画のような光景であり、まさに神々しい光景である。

「すみませーーーーん! 痴女が侵入しました!! 変質者です! おっさんの肌を視ながら息が荒いです! 貞操の危機を感じます!!」

「いえ、あの……ちがいま「たーーーーーすーーーーーけーーーてーーーー!」」

 響きわたるいい歳をした男の悲鳴。

 その彼の悲鳴を聞きつけてすぐさま露天風呂の扉が開かれる!

 まるでスタンバイしていたようなタイミングで現れたのは、掃除用のブラシを掴んだ高校生ぐらいの少女である。

「天野さん、大丈夫ですか! 痴女ですね! 貴女! わかります! 天野さんのその肉体美を見ていたいのは! 引き締まった肉体美は剥製にして飾っておきたいです! ですが!」

 少女の発言がきな臭い。そして若干犯行を自供しているような台詞である。

 しかし、そんなことは意に介せず、少女はブラシを天使に向けて決め台詞のように叫ぶ。

「痴漢・痴女は犯罪です!」

 突然の剣幕に天使は鼻白むも。しかし天使は相手が『ただの人間』であることを確認すると種族間に存在する『圧倒的な力の差』を行使し、このうるさい少女を眠らせてしまおうとした。

 ……だが、できなかった。

『天使風情が……この邪神様の前で何かできるとでも思ったのか?』

 魔法で天使にのみ声を伝える男。

「じゃ、不審者として事情聴取されてきてくださーい♪ 大丈夫、警察署に着いたら力が戻るようにしておいたから……多分♪」

 男は天界にも帰れなくなった涙目の天使に手を振る。

 しかしそれは同時に少女にも向かっていたので、少女は一気に赤面しながら『理想の筋肉スマイル! ゴチです!』と叫び天使を連行していった。

---回想:終わり---


 『そんな事もあったなぁ』と息を吐く男の名は天野隆。28歳。小さいながらも会社経営者。という建前の人物である。

 本当のことを言うと、名前はなく、人々からこう呼ばれていた『邪神』……と。

「今はそんな大層な名前などいらないけどね」と彼は本気で思っている。

「また来ましたね。まったく彼らは懲りない。…………はふぅ…………朝風呂は最高ですなー」

 それまで完全に気配を消していたもう一人の男がたまらずこのような台詞をこぼす。

 その男は流れるような美しい金髪を持ち、行動を阻害しないレベルで膨らんだ筋肉を備えれていた。そして肌のそこかしこに残された古傷は歴戦の戦士のような威圧感を感じさせる。奇麗に整った西洋系の顔立ちをしたイケメンである。

 彼の名前はジャン・ポール。

 天野の会社の従業員……という建前である。

 本当の名前はギルガルス。異世界で魔王をしていた男である。

 彼の魔拳は勇者たちを震撼させ……る予定だった。勇猛果敢な近接系魔王……のはずであった。

 因みに天野は引き締まった筋肉である為、服を着ると普通の男だ。所謂細マッチョと言う奴だ。

 天野は黒目黒髪の目立つところのない日本男児である。

 平凡すぎて大都市に出ると『迷彩か!』と突っ込みたくなるほどの凡庸さだ。

 なお先ほどの少女は『細マッチョ』がツボだったようであった。

 先ほどの少女は清野 灯(あかり)。

 16歳の熱血少女である。

 部活は『実家のお手伝いがある為やらない』と公言している為『家族思いの美少女、萌え!』と一部男子に人気の少女である。

「ところで、邪神様」

「ここでは、天野社長な」

「わかりました、シャッチョーさん」

 天野は即座にジャンの顔を温泉に沈める。

「悪意しか感じないのだが、聞き違いだよね?」

「悪意ですか? 私は社長を敬愛していますので、そのような輩は許せませんね」

 あははははは。とわざとらしい笑いが露天風呂を支配する。 

「……本気で反省してみる?」

「大変申し訳ございません。お許し下さい」

 自発的に温泉に顔を浸けるジャン。

「仕方ないな。今回だけだぞ」

「邪神様! さすが! …………チョロイン」

 天野は思わず『別空間にいる彼の本体』へダイレクトアタック!

「おう、ちーとばっかしイケメンの分身引いたからってお気軽発言だな。魔王ごときが。あぁ?」

「すみません。マジすみません。削れました。本体の腕一本消えてなくなっちゃいました」

 天野は魔王本体の傷口に優しく辛子を塗り込むと満足げに頷く。

「ひどい! 鬼! 悪魔! あ、この人邪神だった……」

「お前も魔王なのに酷い人の例えに同僚の種族名出すなよ……」

 天野はこの残念な部下を宥めながら露天風呂から上がり、食堂へ向かう。

 彼らがこの宿に厄介になってもう2ヵ月が経過している。

 ジャンは朝食を天野はお茶を頂きつつゆっくりと朝を楽しむ。やがて天野が玄関の方を見ると、ブラシ少女こと灯が制服に着替えてパタパタパタと駆けて行った。天使を痴女として警察に突き出して満面の笑みだった彼女は遅刻ギリギリの様子だ。

「……リアルはパン咥えてない…………」

「おい、家の妹はそんなにしつけが悪いバカ女みたいにいうな! 成績が悪いがマナーまで悪くはない!」

 いつの間にか天野たちのテーブル横に現れた宿の主人、清野 正(ただし)が先月灯からプレゼントされた猫のエプロンを脱ぎながら邪神に文句を言う。結構な剣幕である。

「シスコン!」

「ちがう!」

 天野にツッコミを入れる正。

「ロリコン!」

「おし! その喧嘩買った!」

 何処からか取り出した『聖剣』を担ぎ正は魔王に詰め寄る。

「こわーい、この宿の主人は刃物で客を脅す! ツイッ〇ーに上げ………」

「おーん? 最近の携帯は爆発機能付きなのか。恐ろしいな………」

 聖剣がスマホを貫いていた。

「てか、お前ら自発的に封印されに来たくせに寛ぎすぎじゃね?」

「ふっ、宿代は割増しで払っている。割り増し分は封印サービスという契約だったはずだが?」

「わが社前年度成長率500%の超成長企業だからな! この宿買い上げる程度直ぐに出せるぞ?」

 『勇者』正の飽きれた様なつぶやきに『魔王』ジャンと『邪神』天野が真正直に返す。

 そう『邪神』と『魔王』はだいたい二十年前から日本にいた。

 なぜ『邪神』と『魔王』が日本に居るのか?

 それは彼らの『役職』を説明することから始めなければならない。


『邪神』

 千年に一度復活するとされており『地球ではない世界を滅ぼす』神として人類が力を合わせて立ち向かうべき『敵役』である。

 ちなみに二十年前に復活している。


『魔王』

 五百年に一度『魔族を洗脳・統率し人間を滅ぼす者』として現れるとされており、神の加護を受けた勇者と対決する運命にある『敵役』である。

 ちなみに二十年前に覚醒している。


 人間視点では彼らは光の神より加護を受け『正しい人間が討伐する対象』、絶対悪であるの2人。神様視点で言えば『世界の持続的発展継続の為、人間を団結させる』『役割』を持った2人である。


 だが待ってほしい。邪神様の視点に立ってほしい。

 千年に一度叩き起こされた挙句誰も何の話も聞かないで剣を向けてくる。

『いや、そんなのじゃ死なないから』といっても聞かない。正直迷惑なイベントである。かつて余りのわずらわしさと寝起きの不機嫌も相まって、邪神は一度本気で怒り、人間を滅ぼしてしまった。

 その後邪神は光の神を含めて天界の一同から怒られた。……不条理である。

 そして後始末も邪神がすることになった。邪神様が真面目に抗議したが受け入れられなかった。……辛い現実である。

 今天野が邪神としてお仕事をさせられる世界にて生活している人間は『ほぼ100%混じりっけなし、邪神が作り直した人間者達の末裔』である。

 何ともやるせない。

 なので邪神は千年に一度『しぶしぶ』お付き合いをすることにしていた。自分が作り出した人間たちに愛着があったからだ。その為邪神は『痛い振りをして滅んだように見える体』を見せていた。人間たちは大はしゃぎだった。なので邪神様もその流れに乗ることにした。

 1回目は『しょうがないなぁ』と思っていた。

 2回目は聖剣と重火器を持ち出したのでお説教をした。その後、伝統的な聖剣のみで武装し、再挑戦してきたので写真は満足げに倒されてあげた。

 3回目は聖剣も持ってこない上に光学兵器で武装して集団で現れた。光学迷彩で包囲したところで『いい加減にしろ!』と邪心様は怒りのあまりに叫んだ。そしてその後全世界顔出し生中継でお尻ぺんぺんして人間界に戻した。歴史と伝統を大事にしろと滾々とお説教をしたうえで。その結果、光の神から『勇者が引き篭もった』とクレームを受けた。なので『邪神様が新たに勇者の中二心をくすぶる聖剣を作って』勇者に再起を促した。当時の勇者は中二病だったので嬉々として剣を受け取り、光の神の演出を受け意気揚々と伝統装備を身にまとい邪神様へ挑んできた。なので再び全世界生中継を入れた上で派手に倒されてあげた。

 4回目は人間が宇宙進出していたので邪神も配下たちとワクワクしながらデス惑星とかを作成し派手に登場して見せた。作ってるときは楽しかったデス惑星。みんなで作ったデス惑星。居住性にこだわりを見せデス惑星。芸術的な方向性で対立したけどその結果仲が深まったデス惑星。完成度高いデス惑星。戦争後も残るかなとワクワクしていたデス惑星。しかし勇者軍に跡形もなく破壊されてしまったデス惑星。……その時代の邪神様は寂しい表情で倒されたと記録されている。

 5回目は中世の文明に戻ったらしく剣を振り上げた立ち向かってきた。違ったのは魔法という超能力を駆使し、技ごとに技名を叫ぶ勇者たち。切迫した状況、必死の形相で技名を叫ぶ勇者たち。3回目の中二病の子でさえ技名を叫ばなかったので写真は新鮮な感じだ。しかし命を懸けた戦いの場で技名叫ぶとか……。邪神は倒される間際いつものように言葉を残したが、少し声が上ずっていた。その上、『見事だ。勇者たちよ…………ぷっ。今回はお前たちの勇気と…………クスクス…………ゴホンゴホン、シッ失礼。えっと、どこまで言ったっけ……。あ~ここか~、ごほん。勇気と団結した力に免じて封印されてやろう(棒)………ん? なんで棒読みなのかって。やだなあ。思い出し笑いだよ。俺も必死なんだよ? じゃ、今度千年後ね。まったねー』。

 こうして邪神は真面目に邪神すること諦めた。

 6回目以降10回目まで邪神が同じような対応をしていると神様上層部で『緊張感が足りない』とされ、魔王制度が導入された。

 魔王視点によると、長命種の魔族たちの中で突然に『あなたは今日から魔王です』と神託を受ける者が現れる。『神のお告げ通り、驕った人間たちに鉄槌を下すのだ!』という魔王に魔族たちは冷たかった。『人間たちが可愛そうだよ?』と言われて相手にされない。

 1回目の魔王は魔族たちの支持を受けられず言われた言葉を受けて冷静になった。しかし神様の言葉も無視できない、なのでしょうがなく牧場で飼育していたモンスター達を強化して人間を攻めた。そしてうっかり世界征服を達成してしまった。その後10年に及ぶ魔王の苛烈な執政により、世界では飢餓問題が解消の兆しを見せ、識字率は向上して各分野において野心を抱く者が増えた。法を整備し先例を記録し始めたことで公正な裁判が始まった。だがそれまで見逃されていた不正や犯罪が噴出、犯罪者が増えた。魔王の恐怖の所業に(一部の)人々は恐怖し、勇者を送り込んだ。魔王は寝静まった夜に侵入してきた勇者に寝首をかかれ、討伐されたのだった!

 2回目の魔王は神託を『(千年)後でいいか~』と放置し、山で家族として育った黒竜たちと戯れ、のんびりと過ごしていた。そんな折、魔王は親切な旅人(勇者)からの差し入れを食べて毒殺……討伐されたのだった!

 3回目の魔王は『2回目の魔王の弟』でこの事態を予測しており、他の魔族の力を借り万が一に備えシェルターを作成していたのでそこに籠った。勇者たちは神の加護というか、神の一撃(物理)でシェルターを割りそこから侵入し、魔王は暗殺……討伐されたのだった!

 4回目の魔王は『1回目の魔王と人間の姫の娘』だった。娘魔王は子供が小さいので死ぬのはやめてほしいと神々に掛け合う。すると神々から『ごめん。配慮不足だった』と謝罪を受けた。そして本体を別次元で凍結し、現在世界に現れている体が死んでも復活できるようにした。娘魔王はおとぎ話の魔王のようにふるまい貧困地域に赴き食料を分け与え、農業指導を施し、飢えた民衆が自留津するようにする、まさに魔王の所業を繰り返した。やがて勇者がやってき、寝ている魔王を暗殺……討伐されたのだった! ……暗殺された翌日娘魔王は実家で復活し子供たちと長い余生を楽しんだ。

 そして今回、5回目の魔王は『面倒くさいし、殺されるのは痛くてヤダ』と邪神に相談して異世界に逃げた。

 ……どう聞いても『邪神』と『魔王』の行動は正しい。

 ブラック企業からの逃避は人が持つ基本的な権利である。

 『邪神』と『魔王』はこうして逃げ込んだ異世界に溶け込み、神々の監視をかわすために商売を始めた。その結果『非常に面白かった』のですっかり目的を忘れて彼らは商売に没頭してしまった。

 さぁもっと上を! っと当初の目的? 美味しいのそれ? となり1部上場準備をした時の事である。天界が介入してきたのである。そう、彼らが上場したばかりの会社へ敵対的買収行為を仕掛けられた。裏事情を察した『邪神』と『魔王』は大企業(天界関係者)の目を盗みこっそり逃げ出した……。その後、内々に元部下たちを誘い新しい会社を建てる。大企業(天界関係者)にばれないように。

 その為『邪神』と『魔王』は外向きには病気療養のため指示は温泉から出すと言う形で、この温泉に引きこもる。地球世界管理神の関係者(勇者)が行使する封印術で天界の目くらまし、一時的ではあるが天界からの干渉を回避していた。

 そうここは地球世界管理神の関係者(勇者)が経営する『勇者の湯』である。

「あー、封印きついわー。もーここから出られないわー(棒)」

「ですねー、封印大変だー。もーここからでたくないわー(棒)」

「……封印解いたろか、この愚図ども……」

「あ、今日は街まで行ってくるから! 封印範囲拡大しておいて~。これいつもの宝珠ね。ああ。言い忘れてたけど日本全域まで封印範囲にできる宝珠だからこれ。この世界の神様も生唾物の秘宝だからね~。とられないでね~~~」

 固まる勇者を横目に『邪神』と『魔王』は車に乗り込み街に行く。

 勿論仕事をするためだ。

「「ショッピング楽しみだ!!」」

 ……『邪神』と『魔王』のバカンスは終わらない。

「あー、もうこの封印温泉から出なくていいね」

「私は嫁が欲しいです。そして嫁と温泉はいりたいです」

「混浴か! それはいいね!」

「あ、邪神様は入らないでくださいね」

 仕事帰り、灯をピックアップしてスーパーで買い物をする邪神様。

 本来業務に当分帰る気は無さそうです。

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