足軽に転生したらワッショイが“確定異常状態”のチート技になって奴隷ハーレムがつくれたぜやったぜ

第1話 ワッショイだぜやったぜ

　足軽に出世して、はや3年たった。

　戦場ではずっとタッタッタッと走っていただけだった。

　武器も放り投げたひたすらに走った。

　しかし、それには目的があった。

　そう、“わっしょい”である。

　俺の生まれた村では“わっしょい”する習慣がある。

　まずは、ふんどし1丁で全身に鳥肌をたてる。

　そして、走り回るのだ。

　上級者は深爪にして、喉仏をいじくりまわす。

　世界平和を目指す。“ワッショイ”は世界を繋げるのだ。

　そう思っていた矢先、矢の先が当たって死んだ。