異世界転生の獣使い ~但し記憶は受け継いでません!?~
雨宿 宵一
序章 これから異世界転生するらしい
「突然の事で驚いたでしょう。
…ここは言わば私の世界なのです」
と、いわれてもなぁ…ぶっちゃけよぐわがんね。
「何だか分からないって顔してますね…。
まぁ簡単に言ってしまえば貴方が住んでいた世界。地球での輪廻を司っていた神です」
…神、ねぇ。
「まぁ、今回に関しては私が出てくるというのは特別なのですが」
と、悩ましげに胸の前で腕を組む自称神様…まぁ本当に神様でほぼ間違い無いのだろうが。
「というのも、貴方は生前動物をとても大事になさっていましたよね?」
確かに俺は動物…犬や猫は勿論の事、鹿やイノシシなど、おおよそペットに出来ない動物まで好きだ。
というより仲が良かった。
「そのどんな生き物に対しても慈悲深き心で接していたのが私の上司の神様に認められて、異世界転生する事になりました!」
そういって、わぁ~とパチパチを繰り返す神様。うん、小動物っぽくてカワイイ。
「とはいえ、輪廻転生のルールに乗っ取って記憶までは受け継がれないのですが…。
そのかわり、わたしの上司から直々にギフトを授かっていますのでどうぞお受け取り下さい」
そういって神様から光る球体状の何か…ギフトを受け取ると俺の視界が霞み始めた。
「そろそろお時間のようですね。
…次に転生する世界は、今まで貴方が住んでいた世界とはまるきり違う世界です。
ですが、貴方のその心とギフトが必ず貴方を守ってくれる事でしょう。」
そうして少しずつ視界が霞んで、最後には何も見えなくなったが神様の声だけは聞こえた。
「○○○○に出来る事なら私の加護が有らん事を。
さようなら、ずっと…大好きでした」
その悲しげな言葉を最後に俺の意識は途絶えた。
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どうもお久しぶりです、雨宿 宵一です。
どれもこれも中途半端にしつつのまさかの3作目、もうお前引退しちまえよと思われている今日この頃ですが、懲りずに出しますw
とは言えなるべく毎日でき次第更新していく予定ですので宜しくお願いします、
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