第227話光が見えてきました

NPOの息子の事務長は若手の社員を中心にフェイスブックの教室の募集を始めました。

部長と私達はシニアスポーツシューズ試着説明会を30名集めてしました。

スポーツ会社の社員が来て2時間説明をして、自分の足に合った靴を持って帰ってもらいます。

この靴は試着の後は無料で配布されます。

久しぶりにボランティアのシニアのスタッフが元気です。

調査票は会社のものですが、集計ソフトは会社からITの一人社長が受けました。

私も仕事の先が見えてきそうです。

私は企画と説明講師と集計とグラフや分析をします。

作業をし始めて昔の感覚が少しずつ戻ってきているのが分かります。

だが心配なことがあります。

親しくなった一番若い社員が談話室を訪ねてきて、

「事務長が会員と教室の使用の禁止を話し合ってる」

と言うことです。

NPOでも会社と同じ派閥争いがあるのですね。

それで最悪のことを考えて、明日大東区でシニアNPOを始められた銀行時代の上司を訪ねます。

行き止まりの人生に陥って始めて前向きに昔の仲間を頼ります。

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