応援コメント

第12話膀胱温存療法」への応援コメント


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    初めまして、南雲 千歳(なぐも ちとせ)と申します。
    @ybt04さんの貴重な闘病記を読ませて頂き、癌と闘病される方の苦難に触れると、そのご回復を願わずにはいられません。

    さて、癌=悪性新生物は、身体を構成している莫大な数の細胞の一部が突然変異を起こし、通常の異常では無い細胞と無制限に増殖する様になったものです。
    癌細胞は、人間の細胞とはDNA(遺伝子)が違っている、人間とは異なる生物なので、見た目などの他、細胞を採取して検査してみるとそれと分かります。
    癌細胞の多くは腫瘍を形成するので、そうしたきちんとした塊になっていれば治療は容易い場合が多いのですが、全身に移動して仕舞うと、極めて治療の困難な病気です。

    こうした癌の生涯罹患率は50%を超えるので、誰しも他人事ではいられません。

    さて、膀胱癌の治療に当たって、抗癌剤を用いた化学(薬物)療法、重粒子線などを用いた放射線療法のほか、結核の予防接種などで著名なBCGを用いる療法がある事は、一般の読者の皆様には、意外な事実かもしれません。

    先に説明した通り、癌細胞はもはや人間の細胞ではありませんので、人体とは異なる異物として、自然に備わっている免疫システムがこれを攻撃します。
    無論、BCG投与などの免疫を高めるだけで膀胱癌を完治させられる確率は6割前後と、やや難しいので、手術での腫瘍切除や。その他の治療法も併用する事が好ましいのですが、この様な免疫システムの強化による癌の治療の事を免疫療法と呼び、化学や放射線治療に続く新しい治療法として普及しています。

    この辺りの事を踏まえながら、@ybt04さんの手記をご拝読させて頂ければ、より理解が深まるのではと、私としては考えております。

    それでは、@ybt04さんを心より応援しております。