N国党のニュースを見て思った

今日のニュースはやっぱり「N国党党首の事情聴取」ですね。

「論理がやばい」と、彼の批判をしている方がいて、バズってます。SNSのことなんで、もちろん過半数以上が彼の動向を批判している、という統計がとれるわけではありません。

ただ、私はちょっとぎょっとしている部分があります。彼、被疑者になるのはこれで五度目だと言っていますし、元々過激な事をして支持者を(主にYoutubeで)獲得してきた異色の人物です。アカウントも何度も凍結食らってるような人間です。そんな人間に「モラル」の点での批判は、あまりにも手として弱すぎる。私がそれなりに弁の立つ人間なので、「党首vs大衆」の口論の構図としてこれを見るんですが、明らかに大衆は党首が慣れた攻撃を今更やっている、という印象です。


そして、”脅迫の疑い”ということでした。

本人も認めているようにまずい発言は確かにありましたし、暴言と捉えられてもおかしくないものだったと思います。ただ、脅迫をするということは「相手」がおります。その相手は、立花党首の言い分では「自分の党の名前を借りて当選して、バックれた」とのことなので、それで攻撃されているようです。私はバックれたことが善か悪かをジャッジする気はありませんが、普段政治家を「給料泥棒」と言っていた人達も確かに存在したことを知っています。区議会議員というのはなかなか給料のいい仕事です。そこにするっと、言ってみればセコいやり方で給料のいい仕事に入った「脅迫相手」の事は全く誰も叩かずに、党首だけを叩いている(少なくともそう見える)構図というのは、人々がいかに出てくるニュースの情報で動いているのか、ということを痛感させられます(脅迫相手の方がまっとうな言い分を持っているなら、でてくればいいだけの話です)。


私が一連の騒動を見ていて思ったのは、「よく知らない相手を叩く事」ってすごく危ないということです。自分も社畜女性社員と衝突したことがありましたが、それは相手を知っていたから。知らない人間に喧嘩をふっかけた記憶はないです。相手がどんな背景なのか、どんな論理を持っているのかがわからないのに喧嘩するのは危ない。かつて「炎上商法」というのが流行した時期がありましたが、成功するビジネスマンは「目立てば目立つほど自分の思惑通り」と事を動かす才能があります。Youtubeというひとつの動画配信サイトも、立派な「メディアの一つ」になっていることを、理解したほうがいい人はたくさんいるかもしれません。

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