「おとな」と「こども」

「大人になりたくない」


というのが、私の中に常にあります。

実は、去年の6月、すなわちこのエッセイが始まって5番目の記事で「大人」について触れている回があるのですが、大人とはなんだ、というのは今でも変わらない私の中の認識です。


要は、定義なんてないんですよ。「大人とは何か」の定義なんてないのに、みんな漠然とした大人像を追いかけて人を「大人だ」「大人じゃない」と裁いているわけです。私は、そういう不毛な裁定が下されてばかりで、行きたくもない飲み会に行ったり気持ちのこもってるかどうかもわからない言葉をかけあったり、利益や腹の探り合いをやったりしている世の中の年を取った人達の仲間入りがしたくないんですよね。いまは「二十代」ですしこれから「三十代」にもなっていくんでしょうけど・・・。


生きていくのに、「大人」という謎の概念にとらわれる必要性は僕は感じません。なので、スタンスはこれからも変わらず、ただ読書が好きで弁が立って語ることが好きで野球が好きな「子供」であり続けたいな~とか思ったりしてます。つまり、すごく嫌な性格をしている頭のいい子供ということですが、ま、いいよねそういう人が一人くらいいたって。

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