もう一人の「浮く男」

こちらのエッセイはしばらくご無沙汰しておりますエッフです。

さて、まぁまぁ平和なバイト先に新しく入った男の子が、非常に面白い御仁であったため紹介したくて書きました。仮に、A君と称します。


A君は、こういいました。


「自分は、ラインもツイッターもみない。家から出ない。中学高校大学と、知り合ってきた人物全員の連絡先を断った。世間と隔離された世界で住んでいる。時々町内の太極拳に行くことがあるくらい」


驚きました。まるで竹林の七賢、隠者ここに極まれりの人です。因みに仕事はしっかりしてくれるので頼もしい存在。京都の有名な大学に行っていたそうですが「あそこはダメ」と一笑していました。しかし、本当に現実から目を背けています。「みんな、敷かれたレールの中で動いているだけ」と言っていまして、私とどこか考え方の似ている部分がある人物でした。まだ私の方が熱量があるかもしれません。


隠者と隠者が織りなす、バイト先でのストーリー、って感じで今もその子(実は同級生)と一緒の時は、ちょっぴり仕事を楽しみにしている今日この頃であります。

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