鬼よ、出て来るな

54話(非常識という常識)に触れたことが自分にも降りかかってきた。

いや、自分にも非はあるのだろう。と、心を整理しながら生きてますエッフです。


何度かエッセイでも触れてきたアルバイト先をやめることになりました。

不安神経症っぽくなって、バイト中息が苦しくなってきたり、リアルの方が忙しくなりそうな雰囲気があったりで、です。

で、それを店長に伝えた所、


「スーパーは年末が忙しくなるのにこのタイミングでやめるとか常識がない、非常識だ!」


とでかい声で嫌味を言われたという話。

旅行に行く予定があることを伝えると「そんなものはあんたの勝手だろうが」と返され。私の「論理軍」は「戦う利、なし」と判断し待機。

逃げるように店長は立ち去りブツブツと文句を言ってましたが、なかったことにされては困るので「そういうことでお願いしますよ~」と背中に向けてもう一声。こういうところは無駄に図太い。


その日(昨日)はバイトの子が仕事の出来ないパートのおじいさんのやる仕事をさせられていて、ミスってそのおじいさんに怒られるというよくわからない現象が発生していました。学生が愚痴を私に言ってこられたり。もうめちゃくちゃ。心がこれ以上は持たないね。同じ土俵のバイトたちが、理不尽に悪口を言われて、怒鳴られてっていうのを見るのは気持ちがいいものではありません。それに加えて家庭内の問題が再発したり、で精神状態が乱れて、もはやここに居続ける理由はなくなった。

これ以上無理をしていると私の奥底に眠っている「鬼神」が出てきてしまいます。


(まあ、最悪鬼をぶつけてみても面白いとは思ってるけど)


まあ確かに、多忙な時にやめることを避けることは「普通の事」で、「常識」なのかもしれません。ただこの論理も私にかかってしまえば、「普通の事は大原則。大事な事なのだから、まず入社する際にしっかり教えるのが常識」となってしまい、「レジのバイトを統率しているチーフに責任があり、そのチーフをずっとその位置に留めている上層部に問題がある」と突き詰めていきます。つまり、逆に店長(会社サイド)が「非常識」だと映るわけです。お互いのコミュニケーションが足りていなかったことは事実として、こちらも認めざるを得ませんが。


上述の「鬼」が出てくるとこれを連射します。模擬戦をやってみましょう。


「あなたはもう相当な年齢だが組織論の話もわからないのか」


とはじまり、


「上の者が悪いから下の者も悪くなる。松下幸之助だから松下電気は成功したのだ。上の者次第で組織は変わる。歴史が証明していることだ。レジの人達がまとまらない理由を考えた事はあるのか」

「貴方は客に挨拶もしないが、貴方の言葉を借りて言えばそっちの方がよほど非常識だ」

「こんなことを20代の若造に言われる貴方の人生の意味とは一体何なのだ」

「まず常識とはなんだ。貴方の感想、主観に過ぎないのではないのか。実際、その常識が通用しない人間がここにいる」

「やめるというのは別にルール違反ではない」


うん。書きながら思った。大喧嘩になる。疲れるからやめよう。戦う利、なしと判断した脳みそ、偉い。正解。でもこんな感じで「正論かどうかわからないけど正論っぽいこと」を撃ち込んでいく私に勝てる存在などまずいません(そもそも勝てそうにない相手とは戦わないので)。

あー、やっぱり俺って嫌われるな。うん。嫌われる。こういうこと言っちゃうからな。言わなくても態度に出るからな。浮く理由がちょっとずつわかってきた。文字に興して客観視すると、俺ってめんどくせえ・・・。


でも、相手が何を言おうと私の人生。もし間違ってるなら気付くときが必ず来る。その時は、ちゃんと自分を正す。俺は、俺の時間の使い方をするからな。と、少し強くなったような気がした夜です。




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