第23話空襲が本格化し、そして沖縄へ大和出撃が決定する

昭和19年にマリアナ諸島が陥落し、わが軍が整備した飛行場を再整備した米軍は戦略重爆撃機であるB29という爆撃機を飛ばし日本への無差別戦略爆撃を開始したわね。


3月10日の帝都空襲を皮切りに、横浜、名古屋、大阪と次々と都市は灰燼に消えて行ったわね。そして同月に米海軍は沖縄へ侵攻を始めたわね。19日には呉に空母艦載機による空襲が始まったわね。

そして大本営は沖縄救援の名目であり、総特攻の先駆けとして最後の水上艦隊である第二艦隊を沖縄へと派遣することが決まったわね。


で、そのためにわが日本が保有してる重油の半数以上を使うことで現時点でかろうじて維持できてる海上護衛が不可能になるということを指してるわね。

あとで知ったけれど、このことで海上護衛総体のボスである大井大佐は連合艦隊の決定に大いに批判していたそうだけどね。まあ、私自身は来るべき時が来たという事を自覚したわね。そして釘宮議員が言っていたことが現実になったという事を知ったわね。


そして同月沖縄に米軍が侵略を開始。

そして4月に最後の艦隊ともいえる大和以下10隻の艦隊が沖縄に向けて出撃が決定したわね。


私は彼女が死にに行くという事を確信はしております。思えば信濃。あの子にはとてもつらく当たってしまった。彼女は最後は恨みを持って潮岬沖で散ったと雪風から聞きました。

なんというか私自身の愚かという事になりますね。


こうなってはせめて大和が願い通りに戦艦での決闘が行われることを祈るだけですね。



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