オケラ2
宮崎駿がいて、オケラを飼っているらしくオケラを飼っていますと言っていました。確かに宮崎駿、オケラを飼っていそうだな。とみんな納得していました。人々はなんだかニコニコしていましたが、オケラはキレました。
「オケラを飼うな!!自由に生きさせろ!」
宮崎駿はオケラの方を見て目をうるうるさせ謝りました。
「ごめんなさい。でも、でもね、これはオケラと人間との美しい美しい愛のエピソードなんですよ。」
と言いました。オケラは少し、静まりました。
ノコノコノコノコ
おっ......。駿の胸ポケットからオケラが現れました。オケラはみんなの方を見て、
「私は蝉だ。」
と、言いました。そして
「みーんみんみん、みーんみんみん。」
と、鳴き始めたのです。
「みーんみんみん、みーんみんみん。」
「みーんみんみん、みーんみんみん。」
蝉のように鳴くオケラ....。これは......。宮崎駿は飼っているオケラを君は蝉だと洗脳していたのです。
これは、オケラ虐待です。
「おいふざけるなー!!」
「ふざけるな駿ー!!」
「オケラ虐待禁止だー!!」
これはもう、人間もオケラもありません。みんな怒っています。
「えー、すみません。えー、これは虐待ではなく、えー、生物種の壁を越えてですね、えー、生物の種を超えさせよーと、えー。」
「うるせー!虐待だー!」
「言い訳するなー!」
「うわーん!!」
駿は泣いてしまいました。その時です。
「私は蝉だ。」
オケラは再び言いました。
完
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