すごいコンビニ

「うわああああああああ!!」


 月曜日だから漫画を買おう。ジャンプを買おう。コンビニへ行こう。コンビニは家から歩いて3分のところにあるんだよ。はははははははははははははははははははははははははははははははははははは。


 ちゃんちゃらちゃんちゃ〜ん


 ドアを開けると音が鳴って私は感動してしまったので店員さんに伝えよう。すごい技術だもの。


「扉を開けると音が鳴るなんてすごいですね。すごいお店だここは。最先端を行っているお店だ。」


「ありがとうございます。ウキーッ!!」


 店員さんも喜んでいるようだ。褒められて喜んでいるようだ。あっ、おじさんがお酒を買おうとしている。


「おじさん。この店でお酒を買うなんていけてますねえ。すごくいけてますねぇ。」


「へっへっへー!!いけてるだろう。ウキーッ!!」


 みんな嬉しそうだ。褒め合うって大事だ。大切だ。とってもとっても大事だ。


「褒め合うって大事だーっ!!」


 私は感動して叫んでしまったのだ。


「うるさい!!うるさいです!!お客さん出て行ってくださいーっ!!」


「そそそそそそそそそそそそそそそそそそそそんなーっ!!」


 ああああああああああああああああああああああああああああ


 自暴自棄になった私は床をパンチしたのだが、手の方が痛い。痛い!!


「痛いよーっ!!痛いよーっ!!」


「ああっ、大丈夫かい。君?」


 さっきのおじさんだ。僕はさっき褒めてあげたからおじさんは僕の味方だーっ!!


「痛いよーっ!!痛いよーっ!!」


「可哀想に。おじさん魔法で直してあげるよ。」


「えっ!!えええーっ!!そんなのがあるのかーっ!!」


「痛いの痛いの!!飛んでK!!」


「うわあああああああ!!」


 完

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る