ママ活
ママ活なう。ママ活なう。
綺麗なマダムとお話をしてお金をもらうのだ。
ママ活なう。ママ活なう。
「さあ、今日もお話ししましょう。たかしくん。」
「はい。お話ししましょう。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。」
「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。」
「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。」
「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。」
「ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺちゃくちゃ。」
「はい、ありがとうございました。」
カツカツカツカツ、カツカツカツカツ
マダムは後ろを振り返り歩いていく。
カツカツカツカツ、カツカツカツカツ
お金をまだもらっていないよ。
「おい、金だせおらー!!」
私はブチ切れた。渾身のブチギレ。マダムはびくっとし、こちらを振り返り叫んだ。
「ええー!!カツカツ鳴らしてるじゃないのー!!ママカツよー!!」
怒っている。逆ギレか?
「こらー!!なに言ってやがんだー!!それはハイヒールの音!!ママカツカツだろーがー!!」
「ガビーーンッ!!」
どうやら認識に違いがあったようだ。マダムはショックを受けたかのように見えた。しかし、、、
「いいえー!!ママカツカツカツカツカツカツカツカツカツよーっ!!」
カツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツカツ
なんとっ、さっきまでの音はハイヒールではなく、歯をぶつけている音だったのだ!!すごい、すごい技術!!
「すごい技術だーっ!!」
完
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