くすくす玉

 クスクス、クスクス


 くす玉が、クスクスしています。


 大変だ、大変だあ!!


 人々は焦りました。くす玉が勝手に割れてしまうかもしれないからです。くす玉が勝手に割れてしまったら、よくないような気がします。くす玉がくす玉である理由の2/3ぐらいが壊れてしまう気がするのです。そこでイベンターたちは、神主さんを探しに神社へ行きました。神主さんなら、くす玉を制御できるはずですもの。


 たったったったった


「神主様、お願いがあります。」


「なんだね、人々よ。」


「くす玉がクスクスしております。このままではくす玉が勝手に割れてしまいます。これは大変なことです。どうか、お助けください。」


「なんだって。それは大変ぬし。助けてあげるぬし。」


 神主と人々は、走って戻りました。


 たったったったったっ


 ぬしぬしぬしぬし


 しかし、神主はぬしぬし走るので遅いです。神主は頑張って走りました。しかし神主があまりにも遅いので、人々はタクシーを呼びました。


 ヘイ!!タクシー!!


 はい!!タクシー!!


 タクシーはあっという間にやってきました。神主は悔しがりました。


 ちくしょう!!この私が頑張って走ってもこんなに遅いのに、タクシーの野郎め!!


 神主は悔しがりタクシーを蹴飛ばしました。


 ぬし!!


 バーン!!


 タクシーは凹みました。タクシーは悲しくて泣きました。


 たくしくしくし、たくしくしくし


 ぶーんぶーん


 それでも、流石はタクシー。泣いていても速いです。あっという間にくす玉場につきました。神主さんはタクシーを凹ませてしまったので、修理費として20万円払いました。早速中に入ります。


 クスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクスクス


 一段とくす玉はクス度を増し、今にも割れてしまいそうです。神主さんはくす玉のくす度を鎮めようと、お祈りを始めます。


 あひょっ、あひょっ、あひょひょひょひょひょひょ、あひょっ、あひょっ、あひょひょひょひょ


 すると、グラグラ、グラグラと地球が揺れ出し、地球が割れました。


 ドッカーン!!


 完




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