メカニック
民間
LDP-91 ピージオン
◇基本データ◇
名称:LDP-91 ピージオン
所属:民間→コスモフリート
開発者:LOCAS.T.C.
全高:13.2m
重量:18.9t
装甲素材:特殊複合カーボン
動力源:核融合炉(重水素+ヘリウム3)
特殊装備
広域戦術警戒管制用レドーム
マスターピースプログラム
追加兵装
リングブースター
バルカンクー・クー
ドミネーター・ウイング
∟デモリッションネイル
∟ホーミングレーザー
基本携行装備
ベイオネットライフル
搭載AI:エラーズ、フリーズ
◇概要◇
LOCAS.T.C.の兵器開発主任ルーカス=ツェッペリンJr.の指導のもと、木星圏L5コロニー『ミスト・ガーデン』のU3F駐留基地にて極秘裏に開発されていた電子戦特化型DSW。兵器らしからぬ白い装甲や過度な金色の装飾が目立ち、DSWに載せるにしては異常に高性能なコンピュータユニットを搭載しているなど、兵器としては不審な点の多い機体である。機体名『PEAXION』は『Peace(平和)』及び、平和の象徴とされる『Pigeon(鳩)』からなる造語。
実はマスターピースプログラム(以下MPP)を運用する前提で開発された機体であり、本機の持つ高度な演算処理能力や長長距離通信システムも、MPPを使用する為に与えられたスペックに過ぎない。また、兵器としては目立ちすぎる外見も、“死の恐怖”の象徴となるべく意図的に存在感が出るようにデザインされたものである。
MPPの存在については開発主任であるルーカスと設計者のキョウマ=ナルカミを含め極一部にしか知られておらず、テストパイロットを務めていたバッフ=クランク大尉ですらもその存在を把握していなかった。ピージオンはU3Fの基地にて開発された後、本来ならばインデペンデンス・ステイトに強奪(を装った譲渡)される手筈であったが、偶然が折り重なった事により、民間人の少年であるアレックス=マイヤーズの手に渡ってしまう。
◇武装データ◇
『ベイオネットライフル』
銃身下部に剣が装着された、遠近自在の実弾式ライフル。
『バルカンクー・クー』
ラウラ=アルテッラの独断による改造によって両肩部に装備された有線式の遠隔操作型機関砲。左右に1基ずつ搭載している。なお、重力下では運用できない。
『リングブースター』
背部に接続する宇宙用の推進装置。通称は“ドーナッツ”。ピージオンに限らず、兵器規格の統一化が為されているDSWの大半は装備する事が可能。
『ドミネーター・ウイング』
ピージオン専用の翼型複合兵装ユニット。ユニット自体が複数の武装とジェネレーターを搭載しており、ホロウ・リアクタ搭載機に匹敵するほどの出力を持つ。また、装甲表面は非常に強固であり、フレキシブルなシールドとして運用することも可能。単騎のDSWとしてはオーバースペックを有していることから、ピージオンとは区別して“ピージオンドミネーター”呼称される。同じ追加装備であるリングブースターとは干渉し合わないように設計されている為、同時に装備することも可能。
『デモリッションネイル』
ドミネーター・ウイングの先端に装備された巨大マニピュレーター。指先が先鋭化されており、敵機の装甲を貫いたり大質量によって握りつぶすなど、接近戦用の武装として運用することができる。
『ホーミングレーザー』
ドミネーター・ウイングに内蔵されたビーム兵器。小出力ビームの束を撃ち出す。制圧や牽制を目的とした武装であり、精密射撃には向かない。
『マスターピースプログラム』
ユナイテッド・フォーミュラ(ピージオンの作中世界全ての兵器に標準搭載されている制御コンピュータ)搭載機を強制的に制御下に置く長長距離ハッキングシステム。理論上ではオービタル・リング上に設置されたレーザー砲台すらも支配下に置く事が可能であり、一度ハッキングしてしまえば衛星軌道上から地上への砲撃も容易である。効果範囲は最大で約500km程だが、専用の中継機を介することによってさらに距離を伸ばすことも可能。
またメインAIである『エラーズ』とは別に、MPP制御用に搭載された上位AI『フリーズ』がおり、機体の操縦権限は搭乗者よりも上。
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