第3話数年後




キュキュキュ キュ(字を書いてる音)


バシッ


かばん:「はい

これなんて書いてあるか読める?!(怒)」


サーバル:「ええと…

ふすま…にあなをあけない…」


かばん:「そ よく読めたね。

じゃあなんで穴を開けちゃいけないのかわかる?」


サーバル:「もお最近かばんちゃん厳しいよぉ…」


かばん:「あのさ、この家は

あのお巡りさんの家族が貸してくれているんだよ!

だから大事にしなきゃいけないの!修理代も馬鹿にならないし。

この前なんか柱で爪研いだりして…


…サーバルちゃん?

顔色悪いけど大丈夫?」


サーバル:「…あ へいきへいき…

もう二度と穴をあけません!」


かばん:「それでよし!


…でなんであんなに穴を開けちゃったの?」


サーバル:「おもしろくて…」


かばん:「そっか…

最近知ったんだけどさ、人間の世界はどうやら面白いだけじゃ駄目らしい…



サーバルちゃん?

サーバルちゃん!


そんな…倒れるなんて…


いやだよ…」





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る