青春スレイヤー

シリカゲル

第1話

帰りのホームルームで私は頭の中で母に送る手紙の内容を考えていたしていた。「拝啓、お母さん。都心の学校はいろいろ刺激的です。学食は美味しいし、本はいっぱいあるし、友達もみんないい人たちです。中でもいちばんおどろいたのは…。」そう思いながら窓の外に意識を向けると…

「リィィィア充ゥゥゥゥゥゥはァァァァいィィねェェェェェェかァァァァァァァ!!」

「ヤベェ後ろにいるぞ!」「まずい中本が、捕まった。」「あいつは昼休みにマネージャーに告られたんだ!」「まずい、埋められて、口に消しゴム突っ込まれているぞ。」

なまはげみたいな叫び声をあげてクラスメイトを埋めてる人がいることです。

私の名前は「赤本明莉」この春に上京してきました。糊のきいた真新しい制服を身につけ、期待と緊張に胸を膨らませながら、自分の教室の扉を開けました。

「モテ男は、滅びろォォォォォォォォ!」

ひたすら壁に藁人形を打ち付けている白装束の男性がいました。思わず扉を閉めて、自分の教室の番号と確認して、もう一度扉をあけました。

「イケメンもォォォォ滅びろォォォォォ!」

血涙を流しながら、リズミカルに藁人形を壁にうちつける男性がいました。

思わずたじろぐと、その男性の首が180度回ってこっちを見ていいました。

「お前は、誰だァ?」

腰が抜けて、チビりそうになりました。

彼は体も180度回転させてトンカチと五寸釘を持ってこっちにあるいてきました。

(ヤバい、これは殺られる。)走馬灯が頭に浮かび始めたとき、彼が。

「もしかして転校生か?」

と、五寸釘をさしだしてきました。めっちゃ錆びてました。ひたすら怖いので顔を縦にぶんぶん降ると。

「ああ、すまない間違えたな。」

と、トンカチと、五寸釘をブレザーのポケットにしまって、錆びまみれの手をさし述べてきました。いったい何を釘を間違えるのかとも思いましたが、私はその手を握りました。

錆びでジャリジャリしてましたが、私は引っ張りあげられて、無事に立つことができました。

「驚かせてすまないな、俺の名前は諸星団だ。」

爽やかな笑顔とともに自己紹介をしてきました。彼は続けて、

「この世の全ての受かれたリア充共を粛清するのが俺の目標なんだ。」

と物騒なことをいい始めました。

とはいえ、相手が名乗った以上自分も名乗らなければなりません。

「私の名前は赤本明莉、よろしく。」

どうしよう、これから関わるつもりもないのによろしくなどといってしまいました。

そして私は、まだ何もわかっていませんでした。これから彼が起こす出来事に私も深く関わっていくことを…。

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青春スレイヤー シリカゲル @7110

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