第212話 現代へ

最終回です、明日からはシリーズ作、Eternal mystery ~最強への道標~

をお送り致します。

基本的にはコノ続きなんですが・・・・・・・・

現代ヘ帰った所で一旦区切りにしています。


ーーーーーーーーーーーーーー

本文


俺達とニビル側で会談が持たれた、現在の地球人に対する運命の時だ。

ニビル側は当然洗脳を主張、とりあえず此方の企みを読まれない為に一度は否定する。


「戦争を止めない人間どもはもう此方で教育してやる以外無い! 大和よお前も未来から来た地球人なら解るであろう、地球人の一部は事もあろうか地底人と共謀し、核兵器まで持ち出す始末。我らは何度も過った歴史を修正してきた、だが奴等はその度に同じ過ちを繰り返した、もう教育の段階などとうに過ぎている」


「確かにベール様の言う通り、ナチス派イルミナティと言う集団は地球人と手を組み僕やたけちゃんの故郷である日本に核兵器を使いました。そしてそれは数千年前にも行われていた事が解っています。ですが貴女方もそれは同じでしょう? イルミナティP2ロッジを使い人々を洗脳している」


「健二大和殿、貴方は少々誤解されているようだ、我々はイルミナティでも貴殿が言われる様にP2ロッジに力を貸している、だがこれは人間の統治者にそれに間違いを犯させない様に導いているだけのはなし、貴殿が言われる様な洗脳を主とした物では無い」


「時代にそぐわない科学を伝えれば増長し、人は他を支配しようとします。そして其が最終的に間違いと判断し人を洗脳する、あまりに乱暴な解釈ではないですか?」


「全てを洗脳しようと言う訳では無い、例えばラ、ムー人だ、我等は選別をしている、ラ、ムー人は取り分け他の種族より優れた民族意識が有る、この先日本と成っていくラ、ムーは他を思いやり、自らより他の者の幸福を考える気質が有る。これは我等に近い魂の持ち主だからだろうが、ここまでを洗脳しようとは我等は考えては居ない。だからこそ優れた統治者日本による、絶対的な支配が人間を良い方向に導いて行けるのだ」


「聞こえは非常に良いですが、王公貴族のみを優れた統治者と考えるのは大きな間違いですよ! 結果的に貴殿方が力を貸しているもの達と一般の人達の間には本来会っては成らない埋まりようのない格差が出来てしまっている、結果的にその格差が新たな戦争を招いている、人間の間に戦争が無くならない理由にあなた達は一枚噛んでしまっているんです。」


「ならば健二殿には良き方法が有ると言うのか? その方法をお持ちならば是非聞かせて頂きたい」


「何故一概に戦争を害悪と決めるのですか? そもそも戦争は有って良いべき物です。」


この浩二のは発言には俺も驚いた


「はぁぁぁ? おい浩二、テメ何言ってやがる?」


「まあまあ、たけちゃん落ち着いて‼ 戦争が起きるのには様々な要素が有ります、例えば宗教、領土的野心、貧困等が最も足る理由でしょう、ですが考えて見てください、貴殿方ティアマト人も生まれて最初から今の様に神足る物の考えが出来ていた訳では無いでしょ? 長い年月かけて悟りを開いて神と成った、地球人達はまだ貴殿方から比べればまだ子供何です、ベール様、貴方から比べればやっとよちよち歩きが出来る様になった赤子にも等しいでしょう、そんな赤子のやることに何を目くじらを立てているのか僕は不思議で成りません、それこそ貴方の方がパルスー欲しさに戦争を技と差し向けている様にしか僕には見えませんが?」


「貴様何を言うか‼」

「待て‼ 良く解った健二殿、ではこれは私からの和解案だ、先ず私達はこれから地球の西暦で2000年に成るまで地球には干渉しない、だが地底人の問題も有るので地殻変動や洪水等、歴史が大きく変わってしまう部分に関しては続行する。そこまで見て、地底に住むもの達が関わって居ない部分を見続ける、そして人間達の行動が平和に向けて行動している様に見えれば不干渉としよう、だがそうでなければ我々は行動を起こす、それでどうかな?」


「素晴らしいお考えです、やはり貴方は神だと思えます、ですがそれに関して2020年まで待って貰えませんか?」


「大和殿か、、」


「そうです、たけちゃんがこの世界に来た年が2015年、其処に戻り恐らく記憶を取り戻すのに多分少し時間がかかります、そこでもう一度会談を儲けましょう、あわよくばお互いに手を取り合いアトゥムと戦える事を切望して止みません」


「うむ、大和殿は少々単純過ぎる所が有るが、君は思慮深く優秀だ。出切れば我が一族に迎えたい程だ、大和殿も君の様な参謀がいて心強い事だろう」


「んが! そ! そりゃ浩二は頭が良いが、俺が馬鹿だって言ってる様に聞こえるぞ‼」


「まあ、それは間違いじゃ無かろう?」


「朔まで、テメーー!」


と言う事で会談は終わった、正直俺はベールと言う神を誤解していた、奴は奴なりに人間を導こうとしていたんだ、確かに合理主義で過激な部分も有るかも知れない、だが全体を考えればそれは必要な事も有るのかも知れない。


そして俺と久美、朔、朔耶、母ちゃんが対に現代に戻る時が来た。


「戻られてしまうのですね…………」


「陛下、泣くな、現代、俺達の時代でまた逢える!」


「ずるいです、健様は直ぐにまた私達に逢えるのに、私達は何万年とかかってしまう…………」


「ナンナ母上、それは違いますよ? これから生まれ変わる度に母上達はたけちゃんの過去と夫婦に成るんです、そう言う道筋をイナンナやナンナ、イシュタル達が造っています」


「あ! では…………」


「なら良いです! そしていつの日か、また健様と夫婦に成るんですよね?」


「そうです、ナーナ母上!」


「なあ? 浩二…………現代はこの時代と違って一夫一妻だよな? どうなるんだ?」


「それは僕も解らないよ! イナンナ達がどうするのか? まあお楽しみだね」


「でも健様は帰るとここでの事を忘れてしまうんですよね? 悲しいです…………」


「ルチル、絶対思い出すさ! 現代でお前とどういう形で会うのかわかんねーけど、俺は必ずお前を思い出す」


「はい!」


「ラフィーネ、リーア、アンナ、お前達も絶対だ‼」


「はい、必ず私達ももう一度健様と、必ずです」


「私はまた健様と騎士として夫婦に成りたいものだ」


「マルティア、現代に騎士は居ない…………」


「そうなのですか⁉ では国防はどの様に!」


「自衛隊と言う軍隊がやってますよ、マルティア母上」


「では私は自衛隊に! 久美、また一緒に自衛隊で頑張ろう‼」


「いや、やらないから…………」


「マルティア、頼むから止めてくれ……」


「たけちゃん、でも戦う組織は必要だ、それは俺が造る、覚えておいて、現代の方が戦いはハードになる」


「ああ、解っている、頼んだよ? セルマさん、ハサン先生!」


「任せて下さい、私達が必ず組織を伝えて行きますよ」


「では良いかのう、ムーを頼むぞ? 帝」


「はい、良き国に!」


そして俺達は現代に戻る…………


…………………………………………………………………………


「え? おわぁぁぁぁぁ!」


キーーーー‼


アブネーーー‼ 事故る所だった………………

俺何で今事故りそうに成ったんだっけ?

彼処の橋に…………………………何だっけ? 夢でも見てたのか? 違うな、、、多分俺は、頭がいてー、まあ今日はこの位で…………戻ろう。

そして俺は来た道を引き返す、、だが、、あれ?

あれは⁉


「おい! 久美! 其に木田まで、何でお前らこんな所に居やがる‼ てか久美、お前何日も会社バックレやがって!」


「………………ごめんなさい、健兄さん‼」


いきなり抱きついて泣きはじめる久美、どうなってる?


「木田、お前まで何でこんな所に?」


「止めて下さい、ちゃんと前みたいに名前で呼んで下さい…………」


「ん? はあ? ま、まあ良いか? 朔耶、お前何で久美と一緒に居るんだ?」


「解りません、でも…………多分…………これで良いんです、何故か、これが普通何です…………そうよね? 久美…………」


「うん、多分……これで良いの…………」


俺には何が良いのか、この二人が何を言っているのか解らない、、、だが二人の言うように、多分これで良いような気がしてきた…………

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