第86話 女神降臨

日ユ同祖論はご存知でしょうか?

見れば見るほどそう思えますが、実は世界中のあらゆる場所に菊花紋が有ったりします。

テレビでは絶体に写しませんが、エジプトのピラミッドやエジプト王の盃、南米はマチュピチュのピラミッドにも有ったりします。

いや、もう竹内文書正解何でしょ?

と言いたくなりますよね?……


本文

シュメール文明

一般的に広く、多く言われているのがスメラミコトがシュメール文明を起こしたと言われている。

これが日ユ同祖論、日本とユダヤが同じ祖先を持っていたと言う見方だ。

詳しい事は言わないが、確かに共通点が多すぎる。

シュメールは天皇の昔の呼び方であるスメラミコト、スメルから来ているのでは?と言う事だ。

ただそれは紀元前5000年位の話でこの時代は解らん……


まあ、お決まりの情報収集は酒場でと言うことで……


「姉ちゃんビール…………ある訳ねーか……呑みてー今度作ろう……酒!お前達は何がいい?」


「何か果汁が飲みたいです!」


「ブローマは俺と一緒でいいな?」


「姉ちゃん酒二つと人数分果汁くれ!」


「は~い!」



「所で俺達は旅の途中なんだけどさ?戦でもあるの?なんか物々しいけどさ?」


「ラ.ムーが攻めて来てるんですよ、それであちこちで大騒ぎになってるんです」


「ここは今誰が統治してるんだい?」



「兄さん達は何処から来たんです?ここはアッカドのキシュ王国が統治してるんですよ!事実上はアッシリア帝国の傀儡政権ですけどね」


「へ~俺達は朝から戦で避難してきたんだけど、ここまで来るのか」


「朝はもう落ちたらしいですよ?戻られた方が良いですね、ここも昔はラ.ムーが統治してたらしいですからね、アッシリアは民の事なんて考えて無いから早く落ちた方が良いです」


「おいおい、役人に聞かれたら不味いんじゃねーか?」



「ここには役人だってそう思ってる人ばっかりですよ!バビロニアはラ.ムーが来たら降服するみたいです、アッシリアとアッカドだけですよ、戦するのは」



「外の傭兵達は?何で集まってんだ?」


「あれはアッシリアから雇われた兵ですね、威張り散らして本当に嫌な人達です、自分達が守ってやるだなんて大きなお世話ですよ」


俺達はこの後幾つか酒場を回り、その日は宿を取った。


「アッシリアによりこんなにもバビロニアの皆さんが圧政に苦しめられていたとは……」



「そうだな、俺も予想外だった。この後およそ一万年位後はラ.ムーがこの辺りを納めるが、アトランティスの残党に攻められてしまうんだ、アッシリアはこの機会に徹底的に滅ぼしちまおう」



翌日、朝からここバビロニアは大騒ぎになっていた


「ドケドケー!一般人どもはさっさと道を開けろ!」


「どうしたのですか?」


宿屋の女将にエレが尋ねる


「ジャーリア達の蜂起らしいですよ?何でも帝軍が近付いてるとかジャーリア達が口々に言っていて、それに合わせて蜂起したらしいんです。あれほど大人しかったジャーリア達がまさか蜂起するとは思いませんよね~?」



「合流しよう、ここでの活動は十分だ、そろそろアッシリアに朔達も到着する頃だろ?」


「はい、陣立てに今かかっているそうです、シンラは特務隊とこちらに向かっています」


「よし、傭兵どもを片付けてバビロニアに降服を呼び掛ける、行くぞ!ブローマ、鴉と一緒に行って馬を人数分かっぱらって来てくれ!兵隊からな、一般人からはやめとけよ」


「解ったぜ兄貴!」


ブローマがパクってきた馬に乗って俺達はジャーリアと合流しに向かう、陛下が俺の後ろに乗って相変わらず胸を押し付けて来る、やらけーぜ……


「振り落とされるなよ?しっかり掴まってな!」


「はい!またこの取っ手に」


だからそれは取っ手じゃねー!


そして

「タキ!陛下を頼む、陛下、タキの方に移ってくれ、俺はあの戦闘に交ざって来る」


「解りました、タキ!お願い致します」



「行くぞ!ブローマ」


「オーケイ兄貴!」



「オラー!俺の女達、交ざってやるから後でおっぱい揉ませろーーーーー!」



「……⁉創造主様!皆、創造主様よー!創造主様が来て下さったわよー!」



「本当に?創造主様ーーーーー!」


「オォォォ!おっぱい達!待ったかーーーーー!もう大丈夫だ!ん?テメーは死ね!」


通りすがりに襲って来た敵を切る、俺は目の前にいたラフィーリアタイプのジャーリアの馬に飛び移り


「ん~いい乳だ!揉み応えも最高だー!んで名前は?」


「あっ!あの創造主様?まだ戦闘中ですよ?私はフィリアです」


「おぉ!そうだったな、お前ら!全員後退しろ!後退してパンツを脱いで待っているんだ!俺が後は片付ける」


「やっぱり創造主様ね…………」



「うん……何万年経っても変わらないね……」


「変われって言われて変わる人じゃないし……」


「えーと……創造主様?戦闘はどうしたんですか?」


両手で乳揉みをしている俺にフィリアが突っ込んで来る


「全員後退したか?」


「とっくです……」



「そうか、んじゃ……弾けろ!」


セフィラが立ち上がる、パスが通りケセドに集束し投影される、正四面体の巨大檻に傭兵達が絡め取られる、檻が全部で3つ造られた。


「さて、お前達に順場を決めさせてやろう、どの檻が最初に大爆発するかだ」




「な!何?この檻は爆発するのか!」


「檻の中でな!さて、順番を決めろ、こっちから1番2番3番と番号を振る、何番から爆発する?手早く決めないと一斉に行くぞ?」



そっちが先だ!いや、そっちだ!

と中々決まらないので

「んじゃ一気に行くぞ?」



「待ってちょうだい、私達は傭兵なの!正規兵じゃ無いのよ、今回は許して欲しいの!何でもするから」


「駄目だな、お前ら傭兵は今回助けても金の為なら直ぐまた牙を向ける、切りがないんだよ。」


「貴方は何処かの兵なの?誓うわ、貴方の主に忠誠を誓う、裏切ったりも絶体しないから」


「うん、そうだな、お前ら今回は幸運だ!本来俺は刃向かって来た奴等は皆殺しにしている。

だが今日は女神様の護衛を俺はしていた所だ。

美しくも大変慈悲深い我が女神の御前を汚すのも忍びない、お前らが我が女神に対し永遠の忠誠を誓い、罪ほろぼしとして10年間の無償奉仕をするなら今回のみ命を助けてやらんでもない、どうする?」


「解ったわ!ありがとう、無償奉仕でも何でもするわ!」


「よし、約束出来る奴から順に武器をその場に置いて、出てこい、女は今履いてるパンツを俺によこせ!そしてそこに並んで膝ま付け」



全員が出てきて膝ま付く、女は貢ぎ物を俺に預けた。そして


「いいか!裏切ったり逃げ出したりした奴はこうなる、よく見ておけ、エメラルドフォルム、ネツァク!」


ゴォォォォォン!

強烈な光りの渦に飲み込まれて行く傭兵達の武器や防具、轟音が地響きを引き起こす


「ば、化け物…………」

「何だよあれ、人間技じゃねーよ……」


「あたりめーだ!兄貴と俺は何てったって、女神の使いだ!」


「見ろ!我が神のご降臨だ」


馬に乗って陛下とナーナが現れる、ココノ達三人娘を従者として馬を引かせ、神道魔法で陛下達がよくやる、後光を光らせ登場させる。

この魔法は簡単らしくぶっちゃけ3人娘達も出来た、だから3人娘達も後光をだしている。


そうだ、実はこれらは全て浩二の書いた演出だった。

バベルの棟に使う人足達を無償で働かせる為に、手っ取り早く敵兵や敵に雇われた傭兵達を使ってしまおうと言うわけだ、ただ脅かして使うのも簡単だが、それではこれからのラ.ムーの統治に影響する。

成らば俺とブローマが誰もが恐れる修羅になって敵に拭いきれない程の恐怖心を植え付ける、その後陛下とナーナが女神となって降臨し、世界を覆う程の安らぎを与える、3人娘達はその女神の天使となることで、更に陛下とナーナを神がからせると言うシナリオだ。



「女神様よ!本当に女神様だわ!」


「何て美しいの!天使様達にも後光が指しているわ」


「女神様ーーーーー!」


「ラ.ムーの帝にて、天照大神のご子孫に当たられる、ナンナ神様と妹神様のナーナ神様です。恐れ多くもこの地の民がアッシリアの悪政に苦しめられて居るとお聞きに成られ、心を酷くいためておられます。この度配下の戦いの神であるこの者達を連れ、この地にご降臨されました。」


「皆のもの、ご安心なさい、この姉君がご降臨されたからには皆に安らぎが必ずや訪れるでしょう。アッシリアの者達にはこの健の尊が必ずや我が姉の命にて天罰を与えます。あそこに見えるあの棟に向い、無心で働きなさい、さすれば必ずや報われる日が訪れます」


「解りましたナーナ様、帝の身心に従います」


「ありがたや帝!」


「ナーナ様!身心にお従い致します」


そして鴉にドナドナされる傭兵達を皆で見送る


あーる晴れた、ひーるー下がり♪

バーベールへつずーくみち♪

にーばーしゃーが、ゴートゴート、傭兵のせーて行く♪

かーわーいーい傭兵、売られていーくーよー♪

たーのしいひーとーみーで、見ているよー♪

ドナドナドーナードーナー、傭兵のーせーてー♪


「はー……正直心が痛みます、健様の策とは言え……」


「まあ、俺も正直殺すよりは良いと思ってな……」


「戦です、帝、騙すと思うから心が痛むのです、助けているとお想い下さい」


「そうですね、ありがとうエレ」


『浩二の策だ…………ぶっちゃけ俺も酷いと思う……』



その後俺達はシンラと合流した。

特務隊の隊員達が我先にと俺へ手柄を話始めた。

俺は仕方なくそれを丁寧に聞き、そして昨日届いた秘密兵器の投入を試みた。

物事態は簡単に言うと極太魔道ディ○ド付きドリルである。

対象者の固定台が有るので身動き出来ない状態でくらう事になる、しかも上下動完備のシンクロ魔道モーター付だ。

彼女達に働きの分だけと思ったが今回はあくまでもボーナスなので、期待報酬も上乗せしてやった。

結局、最終的には全員分造らねばならない事になった……



「シンラ、ご苦労だったな!朝国陥落の手腕見事だった」


「いえ、閣下が建てた作戦に、やはり特務隊の活躍、それとレールガンの威力のおかげですよ!」


「まさかあれを人に向けて撃つとは思わなかったぜ、考えなかった俺のミスだな」


「いえ、人に向けて撃った訳ではんないんですよ、城門を壊すために使ったら周囲の人間を皆巻き込んじゃって」


「………………そうか……災難だったな」


そこまでの威力だったのか……


その後鴉からの報告でアッシリアは降伏せず、籠城策を取るとの事、俺はアッシリアとアッカド両方を攻める作戦をシンラと考えた、朔率いる別働隊がアッカドを5万で攻略する、ここにはマルティアが同行セレスティア、セフィリア、アンナルリナ、ルチア、ラフィーネ、リーアと言った精鋭中の精鋭を主力とした魔法特化部隊にした。

現在はアッシリア帝国が大統しているが、軍事的にはチグリス、ユーフラテス川にかけて、間に挟まれるアッカドは重要地だ、ここを落とす事がこの地域を征服するには最も重要な事になる。

俺はシンラとともに陛下達を連れて山沿いにアッシリアへと向かう、久美が待っている筈だ。

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