第27話
題名:ゆなへ
本文:ゆな。ゆながこれをみてるってことは俺は…て言うことなんだな。手紙では格好つけて少ししか書けなかったけどやっぱり、ちゃんと語る。
俺は今、毎日の闘病生活のなかでゆなに会えない悲しみと治ってゆなに会おうって気持ちで頑張ってるつもりでいる。早くゆなに会えるといいな。
昨日、病院で仲のいい小さい子に算数を教えてあげたんだ。俺は大きくなったんだなって感じたよ。
俺が人生のなかで一番幸せだったことはゆなに出会えたこと。そして、一番辛かったことはゆなを幸せにできなかったこと。お前の気持ち知ってて俺はなんにもできなかった。お前の手を握ることも。告白すら出来なかった。本当に申し訳なさしかない。
でも、お前には俺よりももっとかっこよくて優しくてお前のタイプな男の人がお前の前には絶対現れるから心配するな笑
もし、今学校にいってなかったり引きこもったりしてるんだったら、俺は天国からお前を怒る。ちゃんと学校へ行け。そして、俺の分まで生きてくれ。
そして、俺よりもっともっと幸せになっていつか時が来たら天国で待ってるからな。
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