第25話
<拝啓 ゆな
まさか、こんなに早く死ぬなんて俺も想像してなかったからどうしよう。そうだな、とりあえず、ゆな。これまで俺と一緒にいてくれてありがとうな。お前がいなかったら学校でも一人だったしお前のお陰で友達もできて充実した生活を送ることができた!本当にありがとう!俺がいなくなってもお前ならすぐ新しい友達見つけることができるから!
あ、最後の最後になるまで俺が病気だってこと言えなくて本当にごめんな。ありがとう。>
涙が溢れだす。
もう一枚、小さな紙が入っていた…
≪おれから、口から好きって言えなくてごめん。でも、お前の好きって気持ち知ってた。でも、おれ病気になってお前のこと幸せにできる自信なくて言えなかった。本当にごめん。俺はお前がずっと好きだ。≫
「私だって好きよ…」
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