第13話

俺たちが2年生になって間もない頃、

毎日の日々のなかで違和感を感じた。


右足の膝が妙に痛い。

それも結構長く。

でも、まだ我慢できるし学校にも行きたいし少しの間ほおっておくことにした。


2週間くらいたっても痛いし

痛みは激しくなるばかり。

俺は我慢ができずに親に相談したのち病院に行った。俺が行った田舎の小さな病院は成長痛だと思うといって薬を処方してくれた。


だけど、それから1週間たっても痛みは強くなり続けた。



ある日、朝起きると足がいたくてベットから起きることができなかった。

少したつと痛みは収まり、なんとか、親のところまで行くと

「おかあさん、足がいたくて、歩けないから病院に連れてって…」

そういうと大きな病院に連れていってくれた。そこで詳しく検査をした。




結果は…



悪性の骨肉腫。



すなわち、ガンだ。




おれは頭が真っ白になった。



俺がガン?





「治るやつですよね?」


「発見が遅かったため腫瘍が大きくなりすぎていて難しいかもしれません。」




「それは足を切断するってことですか?」


「最悪死に至る場合もあります。」









俺はもう生きることが限られているのか?



ゆなと、過ごす時間。




親と過ごす時間。





俺の時間。






どこにあるんだ?






どこにいくんだ?







俺の時間は…





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