第26話:濡れた裸体

その時、

「ねぇ」

とバスルームから凛の声がした。


「え、はい・・・」 

突然、呼ばれて声が引っくり返りそうになった。


 オレは、急いで写真をポケットに

仕舞いこんだ。


「なんでしょうか・・・?」

ボクはバスルームの凛へ問い掛けた。


「悪いけど、何か買って来て・・・」

と言って、ドアを開け顔を出した。


 胸の辺りをタオルで隠していたが、

濡れた裸体が、ほとんど丸見えだ。


 かすかに、ピンクに色付く乳輪が

見えた。


 その瞬間、ドキッとして胸が高鳴った。


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