第24話:味気ない部屋
それでも口紅のトコを舐める
ように舌を這わせた。
ああ・・・、間接キスだ!
そう思っただけで、興奮してきた。
股間のファントムはギンギンにセット
・アップしていた。
なんて美味しいんだ。
そもそも水なんか、味はしないはずなのに
スゴく甘み感じた。
「あ~、悪いけど、汗、流すわね。」
凛はバスルームの方へ向かった。
「あ、はい・・・、ボクは、ここに
居ていいんでしょうか。」
ビンビンになった股間が気になり、
足を組んで誤魔化した。
「何、言ってるの。ずっと居ていいわよ。」
そう言って、バスルームへ消えた。
ボクは、気を紛らせようと部屋を見回した。
どう見てもビジネスマンの部屋の
ように味気ない。
ただ芳(かぐわ)しい匂いだけは、
女子のモノだ。
香水をふんだんに使ったのかも
しれない。
部屋を散策したが、目ぼしいモノは
見つからない。
机の引き出しにも簡単な筆記用具しか
入っていない。
まるで、モデルルームのようだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます