第9話:立花 美月
「ど~も…😅💦💦」会釈してから気づいた。
「あのォ~…名前、何て言うンですか?」
「え、私……? 私は、美月。立花美月よ」
「へェ…、美月さんか……」
「さん、なんていらないわ。みづきって呼んで」
「はぁ、みづき……ねぇ。オレはキッド」
「え、キッド……?」
「そ、キッド」
オレがオレに付けた名前さ。
「あ、それから、水、貰えますか?」
「水…? コーヒーか、何かで良いかしら」
「はぁ、まぁ、良いですけど」
そんなに気にしないで下さいよ。
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