(夏の)終わりと(秋の)始まり
うるさかった虫の鳴き声が最近は聞こえない。
朝はまだ太陽の日差しが焦げるように暑いが夜はだんだん風が冷たくなっていった。
見たい番組も終わりを迎えて本格的に夏が終わっていく気がしていた。
「おーい、何してんだ。早く来ないと置いてくぞー」
夏の終わり頃 僕は友達と裏山に登っていた。夏が終わると言うのに山はまだ蒸し暑く、何もしてなくても汗が流れていく。
「待ってよー。にしても今日も暑いな」
「宮川は夏に慣れなさすぎるんだよ。」
僕の先行く友達は少し怒りながらいや、笑いながら僕を待っている。
僕は少し急いで彼の場所まで歩く。
君がいない夏が来たと思ったらもう終わる。
次は君のいない秋が始まる。君がいない新学期が待っている恐怖、忘れたくない消せない記憶、いろんな思いと想いが点と線で繋がる秋が来る。
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