海物語


 暑い夏の日差し。

 ザァーザァーと聞こえる海の音。

 何て気持ちがいいんだ

 これが夏と言うものだ。日陰でハンモックに揺られながら寝る。まさにセレブの一時。

 周りに人がいない俺だけの夏

 


「なぁ、もう止めようぜ。虚しくなってきたわ」

 後ろから声が聞こえてきた。

「ちょ、でてくるなって!」

「夏の思いでにセレブの一時とか俺らどんだけ夢見てんだよ」

「分かったよ。終わろ終わろ。」


俺のセレブの一時は友人の一言で終わりを告げた。



 

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