第2話 違和感

今までの恋愛って何だったんだろうか。


普通に付き合って、手を繋いで、キスをして、重なりあって


そんな風にどこにでもいるカップルと同じようなことをしてきてはいた。



ただ、いつも疑念があった。

この人、本当に私のことを好きなのかな

私は本当に彼が好きなのだろうか

私たちは周りにどう見られているのだろうか


そんなことばかり気にしていた



恋愛を綴った音楽を聴いていても、共感できない。

恋愛ものの映画を観ても憧れるだけ。もちろん漫画も。

ベタな展開には、ありきたり と言いながら、共感は出来なかった。




周りの世界に存在する 恋 との違和感


そんなものはずっと感じていた。

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