「 姫鷹と葵目 」
―――
「 うん、
「 ……。 」
「 ……。 」
健診中、
決して、顔には出さないが・・・―――
( この
「 それに比べて、
―――
医院長である
――― 因みに、付き添いの
「 " 比べて " とは……? 」
「 ううん、こっちの話よぉ~? 会話するって大事よねってお話よ! 」
( 会話……大事……。 )―――
「 うまく会話が出来なくなった時はどうすれば良いのでしょうか……? 」
「 何?何何何!?やだ!! 何か恋の匂いがするんですけどっ!? ―――
「 えっ!? 何故
・・・・何故、
「 結・婚……?!!! 」
結婚絡みの話だと認識した途端、
(
「 でも、その
「 ………いえ、そういう事は…聞いておりません。 」
「 私は、彼のほうが 貴女にきちんとお話されるべきだと思いますけどね……? ――― 貴女より 年上なのでしょう? 」
「 いえ、ですから あちらはお話されたのですが私が……! 」
「 では、貴女がどうされたいのか 正直にお話すれば良いのでは……?お話がしづらいのでしたら、お手紙という手もありますよ? 」
―――
「 お手紙……? 」
「
そう言い残し、
「 はあ……ごめんなさい、
「
「 そうよぉ?
自分の意思とは関係無く、結婚話が浮上して来るのは大変だと身に染みている。
「
――― そして、あわよくば 自分が専属医に・・・・と
「 はい……! お好きなのをお選びください。――― 沢山あるので 全部 差し上げても構いませんよ? 」
「 わあ……綺麗ですね! こちらは 花の模様が とても可愛い…!! 」
嬉しそうな表情で
「 私は人と話すのが苦手な所があるので、よく お手紙にして相手にお渡しするのです。ですから、いろんな紙を集めるのが趣味になっちゃって……! ――― あ…ごめんなさい!
本当は、
「
「 リエン国の文字が分からない時は、宜しければ 私が代筆しましょうか? 」
すると、
「 書けたわね……!? リエン国の文字が! 」
「 しかも、
リエン国の文字が書けた事に
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