第8話暗殺計画1
こうしてステレシタ聖王国の十字軍とドラグニカ王国との戦いが始まった。
十字軍の数500に対してドラグニカ王国の数はわずか10人
勝負は1時間もかからず決まった。
十字軍の敗北という形によって...
・・・
フムここまでは計画どうりじゃの
「おい、お前がこの十字軍の代表のシュンか?」
いつの間に代表になったんじゃろうか...
まぁよい
「そうとおり儂がシュンじゃ」
「王がお前との面会を所望しておられる。付いて来い」
なんと!処刑以外で王と顔を合わせることができるのか!
なんという幸運!!なんという運命!!
これも神の思し召しというもの...
「分かりました。すぐにうかがいますですじゃ」
・・・
「連れてきて参りました」
「ご苦労だった。下がって良し」
「はっ!」
敵の前で部下達を下げるなどコイツは馬鹿なのか?
だがおかげでやりやすくなった。
あとはタイミングを見計らって...
「お前がシュンか」
「その通りでございます」
「この十字軍はステレシタ聖王国の指示か?」
「いえ、義勇軍にございますれば」
「なるほど、そのような体裁でいくつもりなのか。もう下がってよいぞロイ卿」
は?今なんて言った?
「え?」
「私は魔道王だぞ?魔道王は魔法を統べる者だ。そんな低レベルな魔法すぐ気づくに決まっているだろう」
なに!まずい!すぐに殺さなくては!!
『命等価交換』!!!
………………なんで何も起きない!?
「何故だっ!!!」
「...今私理由いったよね?」
効かないだと!!!
「今回のステレシタ聖王国の行いは明確に『勇者協定』に違反します。よって勇者保護を目的として勇者連合に報告をするとします。」
「なに!コイツは勇者ではなく異界人だぞ?
魔王亡き今『勇者協定』は無効のはずだ!」
「そんな言い訳通用するわけないでしょう?」
「勇者連合の勇者はまだみんな生きているんだから」
「まぁ取りあえず この子を保護する為にあなたを封印するとしましょう!」
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