君と心の聲

無題5

要らないんじゃないかなぁ……

なんて

思ったりして

今日もまた、一日が終わりを告げる

毎日毎日

色んな事が起きるけど

全部コマ送りの動画みたいな

彩のない風景で

友人の声さえ

遠くの出来事みたいに聞こえて

それで余計、自分が嫌いになるんだ

所詮俺なんて

他人のことは“我関せず”、“他人事”なんだなって

話聞くのは好きだけどさ

俺の意見なんか、アテにしないで

心のこもらない、言葉だろうから

俺のことなんか、信じないでよ

『信じてた』って笑うような

ハッピーエンドなんて望んでない

消え去ってしまってよ

こんな世界なら

耳も目も口も塞いじゃって

何もかも感じたくない

もう、何も考えずに

死ねたらなんて、思うくらいで

知らない間に、喉に鋏が向いてるんだ

川とか展望台の手すりとかから、

落っこちて頭が割るかななんて

考えて

ハッとしてやめるんだ

なぁ……

どれだけ、俺は傷つけば良いんだ？

どれだけ、人を傷つければ済むんだ？

もう疲れた

“嘘”を言わないでよ

余計傷つくから

“嘘”を使うなよ

余計傷つけるだけだから

頼むから

やめてくれよ、“嘘”をうたわないで