第61話 三日月
夕方と夜の間
広がる藍色
揺れる空気が
どこか不安げで
ビルとビルの合間
浮かぶ三日月は
赤くゆらめき
せつなさ飲み込んで
導かれるように
薄明かりの道を行く
おぼつかない足取りで
でも自分の足で
始まるだろう夜に
新しい夢重ねて
見上げる視線の先で
三日月が微笑む
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます