第41話 日暮れの道

暮れかけの道 響く靴音

ここにただ一人 残されたような

そんな思いを ただ飲み込んで

巡る季節を 確かに聴いて

見慣れた景色 消えていく影

山の斜面に ともり始める

街の灯りは 暗がりに浮かび

固まる心 ゆるく解いて

やさしい音色 伸ばす指先

確かに触れた 夏の残像

迎える夜に 光り出す星

今ひとりきり この道を行く

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