第3話 帰り道

陽の光 滲む川音

散歩道 沈丁花の香り

暖かい あの日の記憶

よみがえる 優しい記憶

繰り返す 遠い思い出

この手から はらりと落ちて

セピア色 揺れるカゲロウ

届かない 心ひとひら

ぬるい風 揺れる葉の音

帰り道 置き去りの傘

この道を 歩き続ける 

今一人 思い出とともに

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る