Tamago Kake Gohan同好会(TKG同好会)

@ta-yu

第1-1話 この旅は、夢という真実へ

20XX年、世界ではエレクトリック スポーツが空前の大ヒットを引き起し、サッカーや野球などといった世界で普及しているスポーツと肩を並べる程の人気を得ることとなった。

当時既にプロリーグを保有していたエーリカやディイツ、国ぐるみでゲーマーを養成していたシー国などが一歩先を行き、次いでそして殆どのゲームを産み出しているエヌ本となっていた。

日本が次点に付いてしまったのはプロリーグなどもあるのだが、基本的にエヌ本ではゲーム=遊びという感覚が抜けられない人が多かったせいだと考えられている。

この自体にゲーム会社が、国が動くこととなった。

エヌ本eスポーツ協会と主要ゲーム会社によってプロのゲームリーグ『エレクトリック スポーツ リーグ』通称esリーグを新しく設立。

リーグの為に初回から参戦を表明した企業は20社もあり、創設直後から1部リーグと2部リーグに別れることとなった程の盛上がりを見せた。

さらに国は国立大学にプロゲーマー科を設立し、育成にも力を注ぐ形となった。

そして実力者は次々とプロとして契約を結んでいき、近い将来には日本の国技にも等しい扱いを受けるのでは無いかとさえ言われていた。

が、そこまで来て日本は次の問題点に直面してしまう。

手当り次第にプロにすれば良いという訳では無いことだった。

ゲームと一口に言ってもジャンルがあり、さらにジャンルの中でも数多くのタイトルが存在している。ジャンルは分けられるものの、タイトルはジャンルの中でもどれをやっているなどプロフェッショナルタイプが多いのだ。

どのタイトルが正式種目になり、どれはならないのかは模索中だったこともあり、企業としては誰と契約を結べば良いのか分からないので無闇にプロとしてスカウトすることが出来ないで居た。

タイトルが多岐に渡りすぎているこの問題をどうするかと議論された結果、世界中にあるエレクトロニック・スポーツの協会の合意を得てエヌ本が船頭に立ち、各ジャンルで有名なゲームメーカーが集ってそのジャンルのエレクトロニック・スポーツ用にゲームを作ることになった。

格闘ゲームはSteal Battler(スティール バトラー)、通称SBという格闘ゲームを最大手『コムカプ株式会社』が主体となり、

3D格闘ゲームの雄『ダイムコゲームス』。

コンボと爽快感、キャラクター性が高い『CRAシステムワークス』。

ゲーセンも多く所有し、ジャンルに囚われない多くのゲームを排出し続ける『AGESゲームス』。

攻めのシステムを作り上げた『株式会社SNK(サンク)プレミアムモア』

この五社によりesリーグ用、引いては世界エレクトリック・スポーツの公式ソフトとして製作された。

今や全世界、子供の遊びと言えばゲームとなり、ゲームは遊びでは無く、『競技』『スポーツ』として徐々に浸透していく最中の大国エヌ本の中のケー奈川一部分だけのお話しなのである。



上原 大吾(うえはら だいご)は目を丸くした。

彼が住むのはケー東地方でも北の方に位置し、テー北地方に限りなく違いような田舎町だった。

彼が就職した仕事もどちらかと言うと技術職で細々とやっていくつもりでいたのだが、先日直したものが実はかなり高度な技術と知識が必要なものだったようで、偶々手際良く直してしまった彼に、本社からお声がかかってしまったのだ。

つまり、この田舎からテー京都への転勤指令だ。

この地方に住む人間ならば、これはとても名誉なことだし、エリートとして村の期待さえ一心に背負うまでありうる話しなのだが、大吾は憂鬱だった。

彼には夢は無く、趣味も無く、やりたいことも無い。

ただ漫然と暮していき、どこかで結婚をして、ずっとここに住む物なのだと思っていたからだ。

それを急に都会へと投げ出されることとなった彼は、それを上司に言われた時には放心状態になってしまった程だった。

それを上司はあまりのことに驚き過ぎているだけだと勝手に勘違いし、外堀を埋めるかの如く数少ない同僚たちにも伝え、そのまま送出しパーティーを始めてしまった。


「(これはマズイ。行きたく無い何て言える空気じゃ無くなった。そもそも辞令が下りた時点で俺に断る権限何て無い・・・よな)」


悩んでいるうちに出発日となり、いつの間にか上司が探してくれた家へと引越し、気付けばテー京都の本社で翻弄され始めていた。

勿論、彼は高度な技術や高い知識がある訳では無く、寧ろあまり分っていなかったからこそ本来ならば間違った手順をやってしまい、運良くそれが正解であったというだけであった。

本社に来た後は今までのやり方など通じず、ただただ翻弄されるだけの辛い日々であった。


「上原! ほい!」

「なん、うぉっと! 危ないだろ」


呼ばれたので振り向くと、丁度飛んできたチョコ菓子が見えたので、大吾は慌ててキャッチをした。


「おー。何度見ても凄いわ」

「辞めてくれよ。ただでさえ疲れ切ってるのに」

「つか顔やべぇぞお前大丈夫か? まだ馴れないか、こっち。もう1ヶ月半ぐらい起ったけどよ」

「まあ、まだ。迷惑かけてゴメン」

「迷惑ってお前が思う程かかってないと言うか、こっちが助けられてるからほう思うなって」

「うん、ゴメン」

「だ~か~ら~。あぁ、何か気晴しするか! もう仕事は明日に回して定時だし帰ろうぜ。何したい?」


大吾はそれを聞かれて言淀んでしまう。

彼には相変らず趣味らしい趣味も、楽しみらしい楽しみも無い。

給料も家賃や光熱費、食事など、かかるのが必須のもの以外にはかけてないし、かかる物も高級なものよりも安いものを好む傾向があった。

それが当り前の彼は学校を出て7年は働いている為、貯金額はちょっとしたものとなっていた。


「特にこれといって無いんだよね、ゴメン、つまらない奴で」

「んなことで一々謝るなって。それに無いってことは、これから始められるってことだろ。良いことじゃん」

「これから始められる?」

「そ、これから。三十路手前なんだぜ俺ら。無茶が効くのだって今が最後なんだから、今のうちに試して見た方が良いって」


大吾は同僚のケー奈川から来ている男に強引に引っ張られて渋々パソコンをシャットアウトさせると、彼と共に会社を出た。

大きな会社とまでは言わないが、それなりの規模でオフィスビルの一角を借りて作業をしている。スーツを着て会社を出れば他の一流企業の人たちと紛れるのも大吾は未だになれなかった。

自分は場違いでは無いのかと毎回思ってしまうからだ。勿論、それは誰も気に止めてないことだって大吾自身も理解はしているが、それでも毎回思ってしまうものらしい。

同僚の男は少し強引だし、仕事は遅い方で大吾が手伝うことだって度々ある程度のレベルしか無い男だが、彼は大吾と違って毎日を楽しそうに生きていた。

大吾はまだどう会話していいか分らない気まずい頃に「楽しそうですね」と尋ねたことがあった。その時に彼は「ゲームが今日発売なんだ」と答えたことから、彼はゲーム好きなのだろうと大吾は勝手に思っている。

だからこそ、これから彼が向う先も大吾は何となく理解はしていた。直接離さなくても会社終りにゲームセンターへ言っている、という会話も聞えてきた覚えがあるからだ。

そして案の定、ゲームセンターへと連れてこられた。


「やっぱ今賑わっているゲームしかないでしょ!」

「まあリーグ作られたりしてるから。でも俺の実家の方ってゲームセンターとか無かったから全然やったこと無いけど」

「マジ!? うっわ・・・ 原人見てる気分」


どこにでもある訳じゃ無いから、とやんわりと怒ってますアピールをしつつ、様々な音が重なって何の音だか分らないような空間へと踏込んだ。

ゲームセンターの中は活気付いている、というよりも殺気立っているという方が正しそうな雰囲気だった。

大吾の目に飛込んできたのは五つほどに仕切られた画面の上から四角い光った棒が墜ちてくるものや自らの脚を動かして画面の下から出てきた矢印の方向をタイミングよく踏むゲームだった。

その奥には丸い球体のようなものが置いてあり、目をこらすと中がロボットのコックピットになっていて操作をして楽しむもののようだ。

騒がしく光りが乱射してまわるこの空間で、大吾は既にウンザリ気味になり、逆に同僚はイキイキとした表情になっていた。


「俺は格ゲー専門なんだが、まあ気に成るのがあれば言ってくれ。やったこと無くても見れば大体どういうゲームかは分るからさ」

「いや取り敢ず見てるだけに・・・ さっきからポケットの携帯が光ってるみたいだけど平気なのか?」

「うそっ! 気付かなかったし。ちょっとかけ直してくるわ。お前は興味があれば取り敢ずやってみろって。最初はそれだけで良いからさ」


そう言ってゲームセンターから出ていく同僚を見送りながら大吾は困った。

ゲームセンターそのものに初めて来た以上、興味があるか無いかで言えば興味はある。しかし、初めて来ている以上はどうすれば良いのか分らない。

何度か前を通ったことがある程度でしか無いので億劫になってしまうものだ。知らない環境に飛込んだならまだしも大吾は投込まれた状態のせいで余計に肩に力が入ってしまっているようだった。

だからこそ、どうしていいか分らない。ゲームの筐体の前に座り、お金を入れるだけで良いのだが、それさえやっていいものなのかと悩んでしまう。

大吾は少しウロウロとしてみたが、どうしていいか分らずレスト空間となっている自販機の前の椅子に腰かけた。

奥には喫煙の為の別部屋が設けられていたようで何人かが中に入っているようだ。


「(合わないのかなぁ、俺には)」


大吾は座りながら目に入るゲームを眺めていた。画面には上からカラフルな棒状のものが落ちてきて下のラインまで到達したタイミングでボタンを押しているゲームだ。

ゲームの音が様々に混じり合うせいで普通ならば騒がしいと思えるような状況だが、ゲームセンターという場のせいで喧しいとも五月蠅いともあまり思わなかった。

逆に言えば、人の声が聞取り辛いので秘密話し何かも実はうってつけなのではないか、と大吾は感じ始めていた。

ふと、後ろからガタガタと争うような音がかすかに聞えた気がした。


「(後ろって、喫煙ルームか? ゲームの音でよく聞えなかったけど、何か押飛ばされて壁にぶつかるような音だった気がするけど、平気かな。店員呼んだ方が良いか?)」


大吾が逡巡していると、再度、今度は意識は向けていたからか大きめに叩付けられたような音が聞えた。

慌てて左右を見渡したが店員らしい姿は無く、店員を探そうと席を立って周りを見ようとした直後、先ほどよりも大きく、それでいてハッキリと壁に叩付けられる音が響いた。

それでも大吾の周辺に誰もいない以上、大吾以外誰にも聞えない。


「(げっ、俺って喧嘩で強い訳でも馴れてる訳でも無いんだけどなぁ)」


大吾は少し大きめに深呼吸をした後、意を決して喫煙ルームの扉を開けた。

中にはガラの悪そうな男が3人、隅に誰かを追いやって通れないように立ち塞がっていた。

隅に誰がいるのかは大吾の角度からでは見えないし、もしかしたらいないのかも知れない。

が、扉を開けた大吾の方をガラの悪い男のうち1人が振返って大吾を確認すると、仲間に耳打ちすると大吾の方へとやってきた。


「悪いけどさ、ちょっと取込んでるからあっちの奥にあるからソッチ行っててくれ」

「いや、何かその、物音が凄いけど大丈夫なのか?」

「平気平気。だからちゃっちゃと出てってくれって」

「離しなさいと言っているのよ! 負けた腹いせに随分ゲスな奴らね!」


奥から聞えてきた声は女の子の声だった。明らかに穏やかそうでない声に大吾は苦笑いをしたが、ガラの悪い男は舌打ちをすると大吾の胸ぐらを掴んで引寄せると


「黙っておけ。おっさんのタメだぞ」


明らか過ぎる脅しで大吾に告げると押出すように後ろへと押し飛ばすと倒れ込むように尻持ちを付くのを見届けてから扉を力強く閉めた。


「(・・・・・・首突っ込むべきじゃ無かったよなぁ)」


立上がった大吾はまだ扉越しに男が起っているのを影から察すると1度その場から離れた。

と言っても扉から離れた時点で男も扉から離れたようだったのでそこで脚を止める。


「(でもまあ・・・ 見て見ぬフリは共犯者みたいな所があるからな)」


踵を返して扉に手をかけて開け放った。

中のガラの悪い3人は怪訝そうな表情を浮べて振返った。

1人はスマホを掲げていて、2人が女の子を、女子高生の女の子を押え込んでいる。

白いブレザーにチェック柄のスカートなのだが、Yシャツもはだけていて、スカートも足下に落ちてしまっている。

明らかによくない現場だ。


「おいオッサン、さっき忠告してやっただろ! さっさと出てけよ!」


大吾は大きく息を吸込み、1度静止した。そしてゆっくりと彼らを睨むと


「お前ら!!! 何やってるんだ!!!!」


出来る限り大声を出して威嚇をした。ここは袋小路だし、他に人が来れば彼らの方が分が悪い。最悪警察に突出されるような事態だ。

だからこそ、彼らは目立たないことが前提でなのだから、彼らのその弱点を突くしか無いと大吾は考えたのだ。

唯一の誤算はスマホを持っていたガラの悪い坊主の男の反応が早かったことだった。


「テメェ!!」

「ブベッ!?!」


叫び終った直後ぐらいにはその男に思いっきり殴り飛ばされた大吾は無様に吹っ飛ばされて地面に倒れ込んだ。

ガラの悪そうな男は土木でもやっているのか、比較的筋肉質なことや喧嘩馴れでもしているのか喧嘩経験の無い大吾には痛すぎて悶絶するレベルだった。


「っざけやがって!」

「ガッ!!」


男は大吾に追撃しようと悶えている大吾に小走りで駆寄り、そのままお腹に蹴りを浴びせた。

そのまま大吾の頭を踏み付けてゴリゴリと力を加えていく。


「いてててててっ! やめ、辞めろって」

「うるせぇな! ジャマしといて何、痛っ!?」


ふいに男が倒れ込んだ。何が起きたのかと思う大吾は急に引上げられていつの間にか立上がっていた。

あれっ? となる彼の疑問を解消したのは黒いスーツにサングラスをかけたかなり大柄の男が自分の後ろから視線へと入ってきた時だった。

大吾は彼に力尽くで起されたのだ。

何がどうなっているのかと思うと、今度は喫煙ルームからガラの悪い男2人が黒いスーツの別の男たちに腕を締上げられて出てきた。


「な、何だよお前らよ!」


しかし、彼らは答えず、大柄の男は容易くガラの悪い坊主の男を押え込むと後ろからさらに来た黒服たちが押え込んで連れて行く。

何が何だか分らない所、かなり乱れていた筈の制服をキチッと来ていた女の子が出てきた。

黒服の男たちは彼女の一礼をすると、女の子が軽く左腕を上げた。それを見届けたサングラスの男たちは一斉に出口へと移動を始めた。


「ごめんさいね、いえ、ありがとうと言うべきかしらね」

「え、えっと?」

「今のスーツの人たちは気にしないで良いわ。さっきの男達を少し懲らしめるだけよ」


グラデーションボブの髪の毛は薄い茶色っぽく、白いブレザーにチェック柄のスカートはこの辺りで有名なお嬢様お坊ちゃまが通う進学校のものだ。

お金持ちじゃないと入れないのに、さらに学力は都心にあるにも関わらずトップクラスというエリート中のエリート学校の制服なのだ。

化粧っ気は薄く、ピアスやネックレスなどのアクセサリーも無い。大きな瞳とマツゲは長め、少し蠱惑的な眼差しが基本のようなこの子は少し首を傾げて見上げるような視線で大吾を見る。

思わず視線にドキッとした大吾は視線を逸らす。首筋に手を持っていって痒くもないのにかいてごまかし始めてしまう。

その様を見ていた彼女は控えめに笑う。


「フフッ、可愛らしい人なのね」

「可愛らしいって。俺はもう30手前のアラサーだぞ」

「あら、可愛らしいのに年齢なんて無いわよ」


ドギマギしつつも大吾は状況を必死で飲込もうとした。

取り敢ず少ない回転数から見出したものの1つは先ほどの黒服は、彼女のボディガードか護衛の類だということ。

そうでなければワザワザ彼女に頭を下げたりはしないだろう。

ただ、そうなると何故写真を撮られる寸前まで助けに入らなかったのかが不思議ではあるが。


「私の素敵なナイトさん、お名前は何て言うのかしら?」

「素敵なナイトってガラじゃ無いし、殴られただけだけど」

「良いから。ほら、名前。それとも素敵なナイトさんって呼んだ方が嬉しいのかしら」

「それは辞めてくれ、上原 大吾だよ。お嬢さんは?」

「私は宮本 梓(みやもと あずさ)。ほら、ODNETNIN株式会社の代表取締役の娘よ」

「ODNETNIN株式会社って、ゲームの会社だったっけか? 大きい会社なんだろうね」

「・・・えっ? あの、大吾さん。貴方、このご時世でゲームやらないのかしら?」

「やらないって言うか、ちょっと前まで田舎に住んでたからね。あまりやる機会も無くて。今日も始めて連れてこられたぐらいなんだ。その連れは仕事の電話に言ったっきり帰ってこないし」


その時の梓の顔は、まるで原始人に遭遇したかのような驚きとちょっとした好奇心がミックスしたかのような表情であった。

大吾自身、自分が世間から遅れている自覚はあるし、ゲームもここ数年でエヌ本が大きく盛りあがっていること自体は知っているのだ。

それでもやるチャンスも無いし、周りもやるような人がいない、同年代以下の人間が極端に少なかったので疎遠になってしまっていたのだ。

それから梓の表情は少し困惑したかのような表情になった後、何かに気付いたようでハッと目を見開いて、つい開けてしまった口を手で覆った。

さらにそこから悪戯っぽい、悪巧みしてそうな笑みをしながら品定めをするように大吾を見ていく。


「ジロジロ見てどうかしたか?」

「ええ、どうかしたわ。大吾さんはゲーム自体経験が殆ど無いのよね?」

「ああ。多少なら子供の時にやったけど、それだけだな」

「ゲーセンも、ゲームセンターも初めてなのかしら?」

「それも子供の時に何回か来たことはあるけど、今のようなゲームは殆ど無かったからな」

「そうなの・・・ ねえ大吾さん。助けてくれたお礼に・・・」


そう言って大吾の肩に手をかけて無理矢理引き落すと耳に唇が当るぐらいに近づけた。すぐに喋らないせいで梓の吐息が大吾の耳に直接響き、無理矢理引っ張られているせいで体が密着するせいで温もりを感じてしまい、大吾としては狼狽えるような形になってしまった。


「私が手取り足取り教えてあげるわ。委ねてくれれば直ぐに気持よくして、あ、げ、る」

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