異世界転生 ヒキニートの俺が王女様と?
@dragon0106
プロローグ
「おいジャスティそろそろ起きろ。じゃないと食堂が閉まって朝飯無しだぞ」
どこかから声が聞こえる。
「う〜ん」
「おい 起きないなら先に食堂行くぞ」
俺はゆっくりと目を開けて声をする方を見た。そこには茶髪の見知らぬ青年がいた。
「誰だお前?」
と俺は状況の掴めないまま言った。
目の前の青年は少しキレながら
「まだ寝ぼけてんのか?早く顔洗ってこいよ」
未だに状況の掴めない俺は言われるがままにとりあえず顔を洗いに洗面所に行った。そこにあった鏡には俺ではない誰かが写っていた。
「どうなってるんだ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
俺の名前は鈴木正義。
年齢:18歳
身長:167cm
体重:75kg
職業:自宅警備員
好きな食べ物:高カロリーで脂っこい食べ物
趣味:アニメ鑑賞 2チャンネルを見ること
このようにどこにでもいる普通の引きこもりのニートだ。
俺はいつものようにポテトチップスとコカ コ○ラを食べてパソコンをやりながらいつものように過ごしていたはずだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しかし、今現在鏡には俺の顔ではない 黒髪で整った顔つきの誰かの顔が写っている。
「あ〜そうか これは夢かそうだたまに見る夢か」
俺は自分の顔をつねってみた。
「痛い」
今度は顔を洗ってみた。
「冷たい」
おかしい。いつものような夢なら今ので目が醒めるはずだ。
「・・・落ち着け俺。俺は引きこもりで5人家族で母父兄2人の末っ子で…」
不意に激しい頭痛が俺を襲った。
「ぐっ」
俺は一旦考えることをやめることにした。すると頭痛も治まった。俺はもう一度前世(とりあえずそう呼ぼう)のことを思い出そうとした。するとさっきよりも激しい頭痛が俺を襲った。
「っががぁぁぁぁぁ」
俺は立っていることも辛くなり床に座り込んだ。
「そういうことなのか?」
どうやら俺は前世のことを思い出そうとすると激しい頭痛に襲われるらしい。こんな苦痛に襲われているのに目が醒めない。
「いやぁ〜 そんなわけないよな?ただのアニメや小説の見過ぎだよな?見たことのないこんな部屋にいるけど何かの冗談だよな?」
ヒキニートの俺はなんとなくわかっていた。これがどういうことか。わかった上で俺は誰かが答えてくれるはずもない問いかけをしていた。
「どうやら俺 鈴木正義は異世界転生してしまったらしい」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます