にゃべ♪の日々詩集

春の散歩日和

すくすくと伸びる春の草花のように

立ち止まっている心も動かさなくちゃ

青い青い空を思いっきり吸い込んで

じっとしていたら風を感じるよ

だからね それも大事

動く事、留まる事、運勢のリズムに合わせよう

夢中になれるならそれに熱中していよう

鳥たちが元気に遊んでる

僕のそばまでやって来る

表情豊かな無表情が

しっぽふりふり知らないふりで

手ごろなものに腰掛けて

ぼうっとしていよう

ぼうっとぼうっとしていよう

お日様の暖かさを胸で受け止めて

閃きはいつも突然で

こっちの事情はお構いなしで

大事な事に一瞬で気付いたりもするけれど

ああ いつの間にやら忘れてる

誰もいない海

キラキラと光る波間

どんな宝石より輝いている

海鳥たちがぷかぷかと浮かんでる

野原では春の妖精が

今度どんな悪戯をするか相談してる

きままな風がひゅるりと笑って

妖精の帽子を飛ばそうとする

花が咲いている

春の息吹を思い切り取り入れて

虫たちも楽しくて踊っているね

山ではたけのこたちが大あくび

僕は春の陽気に誘われて散歩

この季節の笑っている風景が好きで

素直に晴れない空模様も好きで

黄色く霞む山々を見るのも好きで

それでも鼻水は止まらなくて

それでも目の痒みは止まらなくて

それでもくしゃみは止まらなくて

それでも外に出るの止められなくて