僕らは銀河を巡っている

回る回る宇宙船地球丸

宇宙の荒波をゆらゆらり

兄弟たちと仲良くね

お日様お母さんと仲良くね


太陽系船団は旅してる

銀河の大海を泳いでく

長い長い長い時間をかけて

ゆっくりぐるうり回ってる


目を閉じて胸の辺りに手を当てて

この星の想いを受け止めて

何故だろう胸の奥から込み上げて来る何か

言葉になる前の意識になる前のもっともっと前の


体を媒介にして

すうっととうめいなものが通り抜けていく

体をすり抜けていく

受け止めようとしても全てのスキマからこぼれていく


電磁波とか重力波とか

そんな目に見えないもの

宇宙中を飛び回る自由な波たち

ねえ 今度宇宙の面白い話を聞かせてよ


ずっとずっと昔

この宇宙は始まって

僕らが死んだ後も

宇宙は宇宙で在り続ける


見届けよう

この世界の行く末を

何世代もかけてそして受け継がれていく

それはいつか訪れる最期に立ち会うために


同じ事を繰り返す日々

同じようでいて変わり続けている

少しずつ少しずつ変化は生じている

それはまるで勢いの止まらないコマのように


回る回る

宇宙船地球丸

季節は正しく繰り返されていく

僕らは同じ季節に同じ想いを抱いていく


満ちては引いてく波のように

繰り返す事で学んでいく

気付きの波動は時を越えていく

そしていつか目指した未来の扉が開くよ

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