12時52分

焦点が定まらない

ぼやけている景色

またうつぶせになる

光溢れる場所で


少し もう少しだけ

このままで 休ませて

許された時間ギリギリまで

アラームが少し前から鳴り響いている


嗚呼 当たり前の日々

まどろみの中で

何も考えられない

耳だけが敏感に周囲の音を感じ取る


塀の上を猫が歩いてく

僕の事は気にしないで

やさしい風が通り過ぎていく

水たまりに雲が泳いでる


少し窓を開けて

入り込んでくるまだ少し冷たい空気

心地よいその冷たさに

段々意識が目覚めていく


高い高い空が青く佇んでいる

許された時間は後もう少し

眠りの妖精よ もう十分だよ

お陰で肩の力もすっかり抜けたよ


後一呼吸で区切りをつけるよ

ドアを開け思い切り背伸びするよ

ふあああ あくびが急いで逃げてった

明る過ぎる景色が僕を待っていた


お日様の支配する午後

さあ残り半分を始めよう

あたたかなひざしが見守っている

やさしい風が見守っている

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