光の導く先へ

光の柱が導く道

天から光が降り注ぐ

その光の先を目指そう

導かれるように

白き山に向かって伸びる


厚い雲の裂け目から幾筋もの光

物語でよく見る神々の描写

いつだって我々は見守られている

光の反射する海の風景に

言葉に出来ない暖かさを感じてる


行こう 光の導く先へ

例えその先に何もなくても

心の奥で求めてる

行動する事に意味があるのさ

今すぐ動く事に


道はどこまでも続くよ

疲れたら立ち止まればいいよ

誰もがそれぞれの道を進んでる

誰もがそれぞれの理想を求めてる

一人一人違う先を見つめてる

光はそれぞれに注いでる


いつの間に空は曇ってしまったんだろう

いつか見た青空はどこに行ってしまったんだろう

ふと見上げてしまうのは何故なんだろう

風がまた強くなってきた

気配を感じて振り向いても誰もいないよ


今向きべきは前

前を向いて歩き出そう

心が望むなら走り出そう

無理に急ぐ必要はないけれど

抑えきれない衝動は開放しなくちゃね


空を覆う雲を見ていた

思ったよりずっと早く流れてる

ずっとずっと早く動いてる

いくつもの層がそれぞれの速さで

きっと上空はものすごい風が吹いている


一体どこに向かうのか

一気に青空を奪った雲は

それぞれの動きのずれでやがて

そのスキマから光を漏らす

光の注ぐ先の山は神々しいまでに白く

吹く風は冷たく針のように刺さる


今まで感じていた心の奥の足りないもの

空からの光にその答えがあるの?

例えその先に困難が待っていたとしても

それを乗り越えてでも先に進む価値がそこにあるの?

誰もまだ辿り付いた事のない究極の境地へ

誰もが目指す最後の楽園へ


光が

穢れない光が

今日もまたどこかで降り注いでいる

僕らは幻想のフィルターでその光景を眺めてる

まるで物語のクライマックスのワンシーンを眺めるように

それは歩き出す一歩に根拠と希望を与えてくれる

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