諦めずに書いていたら、きっと奇跡は起こるんだ


 前回の続きにて、PVが大爆発したネタ晴らしから。


 それはニコニコの動画(最大化はしない)の上に流れる1行ニューステロップで『長い経緯』の広告及びリンクが流れるということでした。


 毎日およそ3千万回ほど動画が再生されるニコニコ動画の全ての動画にて必ずリンクが流れるのですから、そりゃ大爆発しますよねって感じです。



 しかし、私にとってこれは更なる謎でした。


 それはというと、ニコニコに流れるカクヨム宣伝はその日において一作品限定なのです。この宣伝がいつから始まったのか、何作品目なのかはわかりませんが、既に何万作品もあるカクヨムのなかで特に目立つものもない『長い経緯』がチョイスされたというのが不思議でなりません。


 しかもこの宣伝ってカクヨムサイドにとってもかなり重要な部分があるんですよ。私の作品をニコニコ動画のユーザーさんがリンクをクリックして読まれたあと、その日のうちにカクヨムのユーザー登録して作品フォローをしてくれた人が何人もいました。


 もっと人気作品を宣伝していたら何倍もの新規ユーザーを獲得できるのに!そう思うんですよ。



 そこで私の大好きな考察です!!


 ポクポク……チーン。


 2秒で理由が分かりました!!



 今のweb小説市場は(異世界)ファンタジー作品がとても人気があり、カクヨムも例外なく総合ランキングの上位は異世界・現代ファンタジーでほぼ独占されています。


 しかし実は現在、たったひとつのラブコメ作品が週間総合ランキングであわやTOPに躍り出ようとしているのをご存知でしょうか?他は~48位まで全てファンタジー作品なのにも関わらずです。週間とはいえ開設以来の偉業だと思います。


 もの凄く面白い作品なのですが、これには恐らくカクヨム運営の方も驚いておられるでしょう。多分このようなやりとりがあったのではないか?と推測します。


※ ※ ※ ※ ※ ※


「なんだこのラブコメ作品は!とうとうカクヨムにもファンタジー以外が花咲く時代が来たのか!」


「どうやら、おっさん×JKもののようです」


「今はおっさんとJKが流行っているのか!?他にはないのか?なんでもいいからおっさんとJKの作品はないのか!?」


「そんなピンポイントな作品がいくつもあるわけないじゃな…………あっ、ありました。コンテスト落選したイマイチな作品ですが、『~長い経緯』とかいうおっさん×JKの作品が」


「よし、もうそれでいいや。とりあえずニコ動に放り込んでおけ」


※ ※ ※ ※ ※ ※


 なるほど、そういうことだったんですね。納得です。


 そうなんです、実は凄まじいスピードで人気が上昇しており偉業を達成しつつあるそのラブコメ作品と私の書いている『長い経緯』はたまたま同じおっさん×JKものだったんです。(もちろん面白さやクオリティは全然違います)


 どうでしょう?この考察はなかなかイイ線いってませんかね?(笑)



 と、まあ、前回申し上げたいと言ったことからはちょっと脱線してしまいましたが、私の書いた『長い経緯』という作品はWEBコン2の読者選考をギリギリ通過できたような作品です。


 キリの良いところで2章完結させていましたのでコンテストが終わった後も、完結のままにしておいて、新しいコンテストに向けて別の作品を書こうと思っていました。


 そんなとき、『長い経緯』を読み返していてあった、頂いたコメントのひとつ。


『え?3章はないの?』


 ずっと心に引っかかっていました。


 一人でも続きを読みたいと思ってくれている読者様がいるのなら、落選作品を再開させてもいいのではないか?


 私はいくつか思い描いていた他コンテスト用のプロットを捨て、『長い経緯』の再開を選びました。



 そして3章をUPしてまもなく起きた今回の奇跡。


 

 確かにカクヨムにはコンテストがいくつもあるので、色んな作品を書いて挑戦してみるのも素晴らしい事だと思います。



 でも、


 それでも、


 コンテストに落ちた読者選考ギリギリ通過の作品だったとしても、



 続けることを諦めずに書いていたら、きっと奇跡は起きるんだ。

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る