始期なる妖怪の成れの果て

振り返れば何時も貴方は笑って

微笑みを返してくれる

ただそれだけで

何時までも大きくなる

某影の陰り


最後の最後まで貴方は笑って居てくれた

ただそれだけで影に光は射した


哭いていても宥められても

思い返すこと止まない想い出ならば

繋ぐ手を引き裂いてまで

幸せの日々を僕らから奪わないでおくれ


涙で造られた水溜まりが

君の側に溢れたのなら

瞬けないほどにそれでも君を

じっと見詰める


僕がしてやれる事は

もう何もないのかもしれいけど

最後の最後だけは

君と抱き合って逝きたい


いつか僕も君の所へ

会いに逝くからそれまで待ってて

一途に気持ちを届け笑む

悲しい思い出は

もう今日で終わりを告げる


目に見えない幸せだけ

募って終うけれど

今ではこんなに君を想える

これからの日々は二人のものだよ


また君に逢うときには

涙は見せない笑顔だけで

見詰めたいよ終わり無くずっと

仲睦まじい日々は

もう二度と奪わせはしない

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