【日記】【コラム】感想について

 ここで一つ、すごいことを教えてあげようと思います。

 実はですね……作品に感想を書くと、作者はすごく喜ぶんです!

 え? 知ってる? なら書けよオラ。感想だよ感想。書けェ!!!!

 WEB小説において感想は何よりも作者のモチベーションに直結します。マジで感想があるとないとでは執筆スピードに凄まじい差が生まれます。

 そしてもう一つ、すごいことを教えてあげとうと思います。

 これは感想を書く人がよく思うことだと思いますが、昔の作品や更新がずいぶん前の作品に感想を送って作者に迷惑がかからない? と悩んで結局なにも言わずに去ってしまう、ということが案外あったりしますよね。

 送れ! 感想!!!

 何年前に完結していようが、何年更新停止していようが、新しい感想はそれだけで作者のやる気に火を点けます。

 まあ、中には完全にその作品に見切りをつけて二度と書く気を起こさないタイプの作者もいるにはいるでしょうが……。たった一人でも、その作品を好きだと言ってくれた読者が可視化されているというのは、それだけで作者にとんでもない力を与えてくれるのです。

 ですから、もしあなたの好きな作品が何年も更新されていなかったり、たまたま見つけた面白い作品の更新が途絶していたりしたら、是非、感想を書いてみてください。

 WEB小説はその性質上、更新が多く速く直近であるものに読者がつくものです。これはまあ、システムの都合で仕方がない部分はあるでしょう。

 しかしながら、ひょんなことから過去に埋もれた作品と遭遇することもあるのも、WEB小説の面白いところです。

 ところが「リアルタイムで追って読む」「更新分を即読む」「感想はリアルタイムでのやりとり」という、半ば常識化した作者と読者の関係を目の当たりにすると、大昔の作品に今さら新しい感想を送っていいものか……と悩んでしまうこともあるでしょう。

 ですが、そんな関係を構築できるのは、ごく限られた上位ランカーのみである、ということを忘れないでください。基本的に作者の多くは、感想を得られることなくその一生を終えます。悲しいですね。

 そんな儚い生き物に、上位存在の常識を持ち込むことの、なんと愚かなことか。

 もしあなたが更新の途絶えた作品に新鮮な感想を送れば、たちまち息を吹き返す作者はいくらでもいるのです。

 更新が遅くなり、読者が離れ、PVが回らず、当然感想も来ず、モチベーションが下がり、また更新が遅くなり……こんな悲しいスパイラルを、あなたが感想を送るだけで破壊し尽くすことができる場合があるのです。

 先にも書きましたが、当然、そんな現金な作者ばかりではないでしょう。

 だから私はこう言います。

 少なくとも私はむちゃくちゃ現金なわかりやすい作者だぞ!!!!!!!!!!!!と。

 私の作品を読んでの感想を書いていただければ、私はあっという間にやる気百倍。アホみたいに続きを書くことでしょう。

 現に先日も、一年以上更新を停止していた作品のPVが増えていただけで一念発起して続きを執筆、公開したほどです。ね? わかりやすいでしょ?

 究極、作者が死なない限り、エタるということはありえないのです。

 あなたの感想が、悲劇を減らす力になるかもしれません。

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